発達と発展

発達とは成長してより完成した状態に近づくこと。発展とは物事の勢いや力などが増し広がっていくこと。最近テレビを見ていたら発達障害の子供と母親が出演していた。残念ながら発達障害は生まれつきの特性(厚生労働省)とのこと。しかし、本人はもとより周囲の大人も行動についての理解が困難のようだ。テレビに出ていた親子はいち早く気が付いて子供の好きなことや得意な面を生かして明るく生活している。この報道を見て思ったことはこの特性に気づかず周囲の誰も対応しないまま大人になってしまうことが本人や社会にとって不幸な時間になることだ。会社の採用でも思い当たることがある。しかし、入社してから、もしかしたらと思っても後戻りできない。一番の不幸は本人だ。なぜ、怒られているのか理解できない、なぜ云われたことが直ぐに出来ないのか、同じ失敗繰り返してしまうのか、挨拶に始まりコミュニケーションが取れないなど理解に苦しむことだらけとなる。誰しも完璧な人間は居ないが一緒に生活している親に一定の責任はあると思う。幼少期から早く気づき、欠点を長所に変えることが出来るのは親しかいない。社員教育以前の問題が多い時代になってきた。

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