世界中で誰もが初めての経験の最中である。そして国内の企業は遅かれ早かれ存続の危機。平成4年に創業、それまで18年間サラリーマン生活で会社の名前で何でも注文が出来た。良く言われる名刺で仕事をしてきた。創業時、その名刺の意味の無さとぬるま湯につかっていた時間の無駄に気が付いた。会社名を言って注文しても現金前払いであるとか物々交換の条件とかいきなり奈落の底へ突き落された。信用を得るには時間と実績と約束を守るという当たり前のことがサラリーマン時代は何も勉強して来なかったというか、当たり前になっていた。そんな苦境の中でも数人は助けてくれる人がいた。例えば印刷会社でもないのにカタログ作成をお願いされたり一部上場企業からこれからのエネルギーについてのレポートを出してくれとか本当に困った時には助け船やロープを差し出してくれる仲間がいたことに感謝、その時に思ったことは、もし自分の周囲にそのような環境の人が居れば出来る範囲のことはお返ししようと心に誓った。実際に創業してから相談を受けて取引先の経営者にある程度の協力はしてきたが、残念ながら裏切られた経験も数多くある。しかし、すべてが裏切ろうと思っている人はいない。誰もが生きるために一生懸命なのだ。今、新型コロナによる経済打撃は半端ではない。リーマンショックは金融機関の破綻で身近には感じなかったが今回のウイルスはまさに人との関係や会うことで成り立っていた業界はすべて大きな影響を受けている。現在のところ業務に直接影響は出ていないが時間差で必ずやってくる。降りかかる危機に今から何が出来るかを真剣に考え、成長することだけではなく生き残る道を考える期間だと思う。将来が見えない中、運転資金は国の給付金、補助金は可能な限り手続きを行った。これらの返済は2年後から始まるがこの時期に返済に耐えられるだけの仕事の確保と現在行っている業務の拡大を積極的に行う、人材募集も拡大していく。危機こそチャンスだ。