ネットカフェ

新型コロナウイルス感染による影響による報道の中でネットカフェ難民が取り上げられている。このニュースを見て違和感を覚える。一日4000人位がネットカフェを利用して生活しているとのこと。昼間は日雇いや派遣労働者で日銭を稼ぎ生活している。なぜ違和感を覚えるかというと利用者の年代だ。20代から40代が利用者の70%という。それぞれの理由はあると思うが、この人手不足の中、社員として働くような行動をなぜしないのか。当社ではここ数年社員募集をしているが一人の応募者も無い。また、これらネットカフェが休業するすることにより追い出された人を東京都が数日間、無料で宿泊できる場所を提供するとのこと。なぜ、東京都はこのタイミングで難民と言われている人々をハローワークへの誘導を行わないのか理解に苦しむ。非正規社員、ニート、アルバイト等職業の自由はある。しかし、リスクを理解してその職業を選択していることだと思うが、その立ち位置が無くなったとたんに弱者としての立場を主張したり擁護する意見が出てくる。一生懸命努力し明日を夢見て実現するために働いている若者が沢山いることを理解してほしい。今、未曽有の経済状況になっている。官公庁の入札業務も緊急事態宣言期間が終了するまで停止。つまり今後の仕事の予定が立てられない。また、今日のニュースでも中堅ゼネコンが建設中の現場を中断するという。すそ野が広い建設業界にあってこのニュースはただ事ではない。現在予定されている施工物件が延期になれば会社の存続に係わる事態になる。この1週間の危機感は初めての経験になるが社員は相変わらず与えられた仕事に目を向けているだけだ。こんな時だからこそ現場が無い時に何をするかを考え実行することが重要。入社一年目の社員は来年一年の事、5年目の社員は5年後の会社と自分の役割、仕事を考えてほしい。毎日のニュースを見ていれば明日は我が身と感じる神経が欲しい。何があっても社員家族のために生き残らなければならない。こんなに手のつかない日々を送る経験は今回だけにしてほしい。

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