今日の午前中、東京電力です。分電盤の点検でお伺いしたい。ついては社長に電話を回してほしい。一瞬、これは詐欺電話だと直感。どんな風に言ってくるか電話に出てみた。女性で東京電力中央第一営業所とか名乗り、分電盤の中の検査で回っているので社長の居る時間にお伺いしたい。「何の検査?」「分電盤です」。「なぜ社長が居なければいけないの?」「最近、この機械を付けると電気料金が安くなるとかという会社が多いのでちゃんと説明したい」。「ところで本当に東京電力?」はい、「ご心配でしたらカスタマーセンターの連絡先に確認していただいて結構です」カスタマーセンターの連絡先は0120-995-001、お手元の請求書に書いてあります」これは本当に東電のカスタマーセンター実在の番号だ。掛かってきた電話は0120-990-778だ。ここが騙しのテクニックで数字を書いてよく見ると分かる。東電は0120の995の001。詐欺会社の電話番号の伝え方は私の番号は0120-99-0778。カスタマーンターは0120-99-5001です。という。数字の読み方を4桁、2桁、4桁でしゃべる。実在の東電の電話番号は4桁、3桁、3桁で表示されている。実に巧妙で最初の6桁はまったく同じ数字なので本物と勘違いしてしまう。実際に東電のカスタマーセンター関連のフリーダイヤルは0120-995-×××となっている。当社の各電話機は相手先の番号が表示されるので会話がなければフリーダイヤルで信じてしまう。この詐欺電話番号はインターネットで検索するとかなりヒットする。あちこちに電話をしているようだ。現在、東京電力上野地区電力協会の副会長をしている身だ。騙されたら大恥だ。皆さんもこの手のフリーダイヤルは気を付けましょう。