パン食い競争

昨晩、加盟している団体の総会に初めて出席。事務局を入れて18名の会員であったが名刺交換出来たのは半数。理由は今日は持ち合わせていないという。しかし、出席者全員が旧知かというとそのようでもない雰囲気。今までかかわってきた各種団体の中では驚くべき名刺交換率であった。仕事は名刺交換からという入り口が閉ざされた感じ。自己紹介においても会社の廃業の話も聞いた。創業時は相当な利益を出していたという。この話を聞いて運動会のパン食い競争を思い出した。小学生のころアンパンに向かって走って飛び跳ねながら甘いパンに食いついた千切れて落ちないように思いっきり口の中に噛みこんだ記憶がある。参加者は順位はつけられたが食べられない者はいない。つまり競争のようで競争ではない一面も持ち合わせていた。企業の盛衰は事業をしていれば食えるものではない。パン食い競争も衛生面からか袋に包装されたパンになり「食う」より「くわえて」後で持ち帰ることも出来る。リアルな場所から自分の都合で場所、時間を調整して競争から得たものを食べることが出来てしまう時代。会社閉鎖の理由として若者離れやインターネットの影響を理由のひとつにしていたがパン食い競争のように裸のアンパンから包装されたパンに変わった段階で時代の変化を感じて舵取りをする必要があったかも知れない。他山の石として社会の変化を見逃さないようにしよう。

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