面接

毎月2〜3名の中途採用の面接を行っている。20歳から60歳近くまでの幅広い年齢層が応募してくる。基本はハローワークからの紹介である。特に若手の面接で共通していることは自分の周囲の友人の働き方、生活を基準にして自分もその範囲に居ないと不安になるらしい。正に自分の考えが全く無く何となくエスカレーターに乗っているようだ。しかし、そのエスカレーターが昇っているか下っているかのも分からずに乗っている。更には行先も気にしていない。私の性分で採用できないとわかっていても本人に働くことの意味や職業について話を真剣にすると初めて聞くような顔つきだ。高度成長時はとにかく頭数で勝負出来たかもしれないし、その環境で育った経験しかない者は現在の経済状況把握は出来ないのだろう。今後、働く意味や会社で働くこと厳しさ、楽しさ、責任等再就職前に教育する時間や仕組みをハローワーク等において検討しても良いと思う。応募者全員が生きることに安易過ぎる。当社員においてもコミュニケーション能力に欠ける者が多い。与えられた仕事だけを消化し問題意識を持たずに日々を過ごしているとコミュニケーションも必要無くなってくる。仕事が回転しているときは問題ないが「もし、この機械が無ければ・・・」「もし、指示通りに仕事が進まない時・・・」等日常で起こりうるトラブルに対処するにはまず周囲とのコミュニケーションを取れるかが解決の第一歩だ。上下関係の会話が出来ない社員をどのように教育していくか問題は深い。

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