今年の4月、工業高校新卒の新入社員二人を迎えた。5月病というか5月末に1名が退社。理由は仕事が辛いという。研修を一通り終わらせて、さあこれから現場に出て勉強して貰おうと思っていた矢先の出来事。仕事が辛いというが全く仕事はしていない。辞める理由をもっと考えてほしいものだ。こういう場合に周囲に相談したかというと親にも相談したという。なぜ親は簡単に承諾してしまうのかわからない。あと3年我慢しろとか言わないのか?不思議だ。昨日の件は退職理由は会社の雰囲気だという。社員同士が会社の不平不満、愚痴を言っている。これが聞こえてきてこんなに愚痴だらけの会社にいることは自分自身許せないという。確かに私自身もサラリーマン生活を18年経験がある。若いうちは社内では不平不満など言う暇はないが帰りに赤ちょうちんで仲間と上司の悪口や会社の方針がおかしいなど鬱憤を晴らしていた時期もあった。しかし、不平不満愚痴を言っても何も解決しない。逆に言霊という言葉があるが不平不満等の声を発すると本当にそのマイナスの方向へ行ってしまうことが多い。自分自身もサラリーマン時代に上司に言われていたことは給料はどこから貰っているか、先ずはお客さんから貰う売り上げからの分配がひとつ。その売り上げは無いものからお客を満足させるための製品や高い施工品質により成り立つ。仕事を取ってくる営業力が大事。そして給料の制度として日給制と月給制の違いなど管理職として当たり前すぎる教育を受けてきた。協力会社の下請けさんは最終的には日給制だ。仕事がない時や、体を壊せば収入ゼロ。サラリーマンは会社の業績にかかわらず毎月決まった時期に銀行に振り込まれる。この安心感を毎月継続していくことが経営者の大事な仕事。誰でもある不平不満愚痴は自分の心にとどめ、その無駄なエネルギーを課題として捉えてどうしたら不平不満をなくす会社にしていくかが考え提案することが大事。自分の給料を上げるには最低会社の売り上げを伸ばすことが条件となる。ただ一生懸命頑張っているから給料上げろという話は世間では通用しない。外部の講演でもよく発信しているが働く場は「サラリーマン」「職人」「経営者」の中からの選択だ。不平不満を言いながら一生終わる人生はツマラナイ。ご縁があっての24時間365日、楽しく生きましょう。