MACCプロジェクト10周年記念交流会

2月10日(金)18時より荒川区役所地下食堂「さくら」にて平成18年にスタートしたMACCプロジェクトの記念交流会に参加する。MACCは荒川区の産業集積や地域資源の豊かさを生かして「顔の見えるネットワーク」の構築を軸とした「荒川産業クラスター」を形成して技術と知恵の集結により荒川区を産業面から元気にすることを目指している。このプロジェクトに最初から参加しており、このご縁で現在のネットミルのきっかけも出来た。2年に一度「キラリと光る荒川区のものづくり企業」という冊子を荒川区産業経済部で発行している。この冊子に掲載されている47社のうち当社と㈱ネットミルの2社だけが平成の創業だ。45社は明治、大正、昭和の創業で2代目から4代目という歴史のある会社ばかり。継続することも大変だと思うが創業する会社が少ないように思える。これは荒川区内は下請け企業が多く、自社製品を創る必要性に欠ける状態が長く続いたためと思われる。創業して思うことは2代目、3代目のとてつもなく優位なことは投資回収が終わっていることと社員の賃金が一定している。この賃金の一定化は経営にとってとても優位なことだ。これは定年者がいると賃金総支出が減り、安い賃金の新入社員により人件費が安くなる循環が存在する。この繰り返しが重要なこと。創業会社は定年退職者が出るまで人件費は上昇し続ける。よって常に売上拡大をしなければならない宿命を背負っている。世間では有休取得や働き方改革が叫ばれているが創業会社の現状を見てほしいものだ。

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