日光山輪王寺講東京日光会

毎年4月2日必ず催行している日光山輪王寺の強飯式。東京では昭和17年の第1回に始まりほぼ毎年「東京日光会」から受者(頂戴人)を輩出している。現在、この会の幹事をやっておりこの時期から日光山輪王寺と打ち合わせに入る。2月28日に浅草ビューホテルに輪王寺の強化部長をお迎えして今年の受者との顔合わせ会を行う。第1回から歴代受者は264名を数える歴史ある会。私が平成17年、受者になった頃は2泊3日の大名旅行だ。1泊目は輪王寺からのご接待で日光山の由緒あるお寺から観光地等はすべてノーチェックで一般開放していない場所でも入館。2日目は東京から大型バスをチャーターして数十人で大宴会。しかし、強飯式当日は厳粛な儀式でその内容はNHKでも当日ニュースで流れる。この強飯式は全国でも日光山だけに古くから伝わる独特な儀式。江戸期には徳川将軍家の名代や全国の名だたる大名たちも「わが藩の名誉」として強飯式頂戴人に名を連ねたとのこと。受者は勿論のこと参加者は「七難即滅・七福即生」の御利益が必ずある有り難い儀式だ。

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