三無い主義

明日9時から手術だ、今朝は術前にシャワーを指定した時間に浴びるようにとのこと。テレビではゴールデンウイークの穴場とか渋滞情報などで一色だ。仕事面では再生可能エネルギーのケーブル工事で社員の多数が青森まで出張中、連休も休めない状態が続いている。本当にご苦労様と思い、心苦しい中の入院。平均年齢の若い当社にあっては社員の家族構成は、幼稚園から小学校、中学、高校生まで家族で過ごす時間や楽しみにしている旅行もすべて台無しになってしまっている。本当に申し訳ない気持ちで一杯。昨晩はベットの中で仕事面について考えていた。1992年二人で創業以来、現在社員は23名になっている。しかし、人材教育ではどうであったか考える。自分を含めて人間というものは相手の弱点や欠点そして自分より劣っている点はすぐに都合の良いように判断するが、誉める育てるという発想はあっても実行に移すことは出来ない。自分自身の反省も含めて気が付いたことを考えた。それは仕事を「教えない」「渡さない」「話さない」の三無い言葉。日光東照宮「言わざる」「見ざる」「聞かざる」の消極的な言葉を連想してしまう。自分の立場や仕事をやっている感などの個人的なモチベーション確保のみが仕事と勘違いしている。結果、自分の小さい城を作ることが仕事になってしまう。勝手に作った城が狭くなると他からの入場を全く受け入れなくなる悪循環になる。経営者の仕事の最初はこの小さな城を壊す事だ。出来たものを壊す時間は大変なこと。何よりも大事なことは城を作らせない教育と三無い主義の撲滅が人材育成の第一歩と思う。

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