慣れの怖さ

長年同じ仕事をやっていると今日の仕事の緊張感は明日に続かなくなる。現場第一と常に言っているが現場に慣れると仕事は永久に続くものと勘違いしてくる。中小企業の建設系の会社は専門の営業マンを置いている会社は少ない。現場で良い仕事をすれば次の仕事がくるものと信じているからだ。しかし、相手が大手の企業の場合は担当者が代わり、自分の使いやすい業者を選ぶことになる。そこで受注業者、下請け業者として考えなくてはいけないことは相手の立場になり如何に信用してもらい任せて貰えるかを常に考えなくてはならない。一番の方法は顔を合わせること。つまり現場が無い時は突然でも訪問して顔を覚えてもらう事が大事だ。最近の社内の動向を見ていると将来が心配になってくる。現場が無ければ休む方法を考える、あるいは次の仕事の準備や後片付けで支店に出てしまう。その時間が見積もりに反映されていれば文句は無い。しかし、外部の人との関わり合いはまったく無い時間が問題だ。常に言っている言葉に会社の収入は日給制だ、現場が無ければ1円の収入にもならないことを肝に命じよう。こういう無駄な時間に慣れてしまうことが恐ろしい。将来を考えると売り上げの拡大か利益の確保のいづれかの選択ししかない。社員皆が幸せになるには他社と同じことをやっていては落ちていく。まだまだ当社社員は未知の力を持っていると信じている。「出来ると思えば何でもできる。出来ないと思えば何もできない、だから出来ると思え。」この言葉を常に頭に入れ前進しよう。

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