働きたくない20代

購読している日経ビジネス電子版で健康社会学者河合薫氏の記事が目を引いた。「働きたくない20代が激増!」これは労働政策研究・研修機構「新型コロナウイルス感染拡大の仕事や生活への影響による調査」によると20代の1割がもう働きたくないという結果。1年以上にわたるコロナ禍で、日常は変わった。そして日々のルーティンも変わってきている。実際にコロナ禍になる前の一日の始まりはメールの確認をして返信、当日の打ち合わせ調整を行い、お得意先との打ち合わせ等、外出するための時間調整から始まり、社内に居る時間は限られていた。今はほとんどが社内にいる。これほど働き方が変わるとは想像もしていなかった。この記事で注目したいことは「働き方」が「生き方」にシフトチェンジが始まっていること。つまり経営者として忘れてはいけないことは会社は「個」の集団ではなくどんなに「やる気がある人」が集まっても、共同体としての「会社」経営をしないと限り淘汰されるという。分かったようで分からない。結局はチーム力をいかに高めるかが生産性を高めるという結果になると考える。ニュースではコロナ禍による非正規職員の仕事が無くなり路頭に迷っている、仕事が見つからないという報道が多い、いつも思うのであるが非正規職員は正社員になることが出来なくて選んだものか、または自分で空いた時間を他で使いたいから非正規を選択しているか、あるいは拘束されることが嫌いという原因や根本の話が見えてこない。当社では年間を通して社員募集を行っているがまったく応募が無い状態が続いている。このミスマッチの解決を誰がするのかこれからの日本の課題だ。

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