仕事と作業

自分は仕事をしている、自分は作業をしている。同じ時間を過ごす事でもこの言葉は大きな違いがある。肌で感じることは仕事とは自分から積極的取り組み、営業から集金までの一通りの過程に関わること。作業とは営業と集金の間の過程をやっていること解釈している。作業は代替ができる。つまり社員でなくても協力会社に任せても可能である。成長している会社の社員は「仕事」をしている数が圧倒的に多い。どのように仕事をする社員を増やすことが出来るか、何が必要か暗中模索だ。働く意義や目標設定など個人の生き方に強くでてくる。さらに成長を求められてきた者にとってこれでいいやという概念は無い。しかし、これからの時代、社員教育を自分と同化させてどのようにしていくか重要な課題だ。自分の給料はお客さまから貰うという当たり前のことを理解できない者が多い。常に人のために働くという基本を忘れてはならない。

カテゴリー: 日記 | コメントする

選択と集中

創業以来、多角化を推し進めてきた。多角化といっても底辺に共通して流れていることはライフラインの安全安心事業だ。電力設備工事、ビル等の受変電設備工事、ネットミル事業、環境測定事業、ホームドア工事など人の安全に関わる事業の範囲となっている。この30年で行ってきたことの中で人的にも世の中が集約する環境になってきている。選択と集中とは特定の事業分野において経営資源を集中することにより経営効率化を図り、業績向上を目指す。企業の競争戦略上、得意とする事業分野を絞り込み経営資源を集中していく。目標は売上2割減になっても利益8割増を確保していくことだ。売り上げの増だけを目標にすることではなく競争力のあるそして安易に参入できない事業の見直しだ。それは創業時から展開している電力設備関連事業の掘り起こしと大型設備投資による他社の追随を許さない合理的で安全な特別高圧ケーブル布設事業に絞っていく。電力の自由化により電力会社、新電力会社も疲弊している。しかし、延々と築いてきた電力供給のネットワークだけはすぐには代替が困難だ。将来の電力ネットワークは蓄電設備の技術革新により地域別の発電になっていくであろうがそこに行くまでの数十年間はライフラインの要となっている。再生可能エネルギーも長所短所があり十分に現在の発電量を賄うことは不可能。これからは発電送電の一体化と需要家の個別発電化がキーワードになってくる。今後のケーブル工事の合理化のために来年にはIT化された特注ドラム車の導入を計画している。作業性安全性もおそらく国内では最高クラスになる。6万ボルト高圧ケーブル施工の集中化により、てっぺんを目指していく。

カテゴリー: 日記 | コメントする

ブロック注射

腰痛治療を始めて数年以上経つ。針、お灸、整体、マッサージ、大学病院など通ったがいづれも効果が無かった。先月から地元の整形外科病院に行き、外科手術の手前と考えていた腰へのブロック注射を始めた。噂には聞いていたが痛いの一言だ。腰痛の症状は腰の重みと痛み、歩いていると右足の痺れ、さらに足を引きずる感じの歩行になる。ブロック注射と共に薬と点滴を行っているが投薬は体に合わずにやめている。週一での点滴も時間が調整できずにいる。巷で云われている神経ブロックは一時的な麻酔に過ぎず、薬が切れたら元の状態に戻ると思われがちであるが一時的な麻酔だけではないようだ。神経ブロックの重要な効果は麻酔によって興奮した神経を落ち着かせて痛みの悪循環と断ち切ることのようだ。まあ、この情報を信じて数か月継続しようと思っている。ゴルフコンペの案内も最近では多くなってきているが全てお断りしている。今後もゴルフは無理だと思っている。腰痛改善が出来ない場合は外科手術へと決心しなければならない。これには長期の休みが必要となるので何時の事やらと思っている。温泉にゆっくり浸かり休むことが一番の腰痛薬かもしれない。

カテゴリー: 日記 | コメントする

天国からの見守り

この2カ月間、お世話になった経営者や40年近くプライベートなお付き合いをしている方々を見送った。悔やんでいてもしょうがない。さらにショックなことは社員の突然死。毎年健康診断を全社員行っているが要再検査が数名必ずいる。会社としては再検査を書類で出して結果報告を求めているが中々受診していないのが現状だ。亡くなった社員もそのうちのひとりだ。治療をしていれば防げたこと、残念でならない。二度とこのような不幸な出来事を起さないためには各自の健康は自分で守るしかない。考え方を変えて最近では天国から見守ってくれている人が増えたと思うようにしている。いづれにせよ各自に与えられた命の長さはそれぞれだ。今、何が出来るかを考えて、出来ない理由に時間を費やす事より早く天国に行ってしまった先輩、仲間の恩返しをしなくてはならない。今晩は東商荒川支部の役員の方が大臣表彰を受けた受賞祝いに出席する。久しぶりのお祝いの席。やはり楽しくなければ人生ではない。

カテゴリー: 日記 | コメントする

虚無感と報連相

昨日30年以上の付き合いのある大先輩の経営者の告別式に参列、昨年より肺癌の治療を行いながら会社経営を行っていた。享年85歳であるが毎月のように食事会に誘われて飲んでいた。後継者も無く悩んでいたがご本人は100歳まで頑張るという気概を持っていた。残念でならない。この1週間悲しい知らせばかりだ。本当に辛い毎日を過ごしている。今朝も社員の祖母の逝去の知らせを受け取る。人間は常の死に向かって生きていることは承知しているが只々やるせない。人間の無力を感じる。最近、自分で創業した会社も虚無感の中にいる。ひとりだけもがいている感じがしてならない。ここ数週間コロナ禍にあって社員からの自宅待機連絡が各自日に2回は来るがその都度、全社員に状況をショートメールで発信して情報共用しているつもりが驚くことに全社員の2割程度しか返信が来ない。社員のほとんどには会社で携帯電話を貸与している。このような環境であっても受信内容は見ていない、あるいは無視をしている。社長が発信したことに対して無反応ということはお客さんに対してはもっと無視していることであろう。会社が伸ない原因、いや社員が伸びない原因はここにある。こんな会社は自分の周りでお付き合いしている会社では有り得ない。非常に情けない。このような経営者は失格であり社員に相当になめられているようだ。これで自分なりに腹を決めた。皆に平等で手をつなぎながら成長していこうと考えていたがこんな実現不可能な理想を持っていたのでは足を引っ張られるばかり。これからは会社も社員も選別の時代。特に今まで返信の無かった社員は一度だけ猶予を与える。返信の無い携帯電話は順次回収していく。回収しても影響は無いはずだ。夢を果たせなかった社員のためにも月曜日から心を入れ替え前向きに進もう。

カテゴリー: 日記 | コメントする

フェイクを見分ける力

今朝の読売新聞朝刊の教育ルネサンス欄に掲載されていた記事。本郷中学・高校の授業の中でフェイクニュースを題材にした授業の内容が書かれていた。興味深かったことは情報をチェックする具体的な方法を紹介している。それは「だ・い・じ・か・な」と呼ばれるチェックリスト。「だ」誰が発信?「い」いつ発信?「じ」事実の裏付けは?「か」関係性は(自分との)?「な」なぜ発信?このリストに従い情報を点検するとその情報が信用できるか一つの判断するやり方が理解できる。そしてデマの共通点を分析すると「自分に得」「身近」「すぐに確かめられない」「真実が織り交ぜてある」とのこと。そして経験上、一方の意見、発表などがある場合は必ず逆の見方をする訓練も必要だ。フェイクニュースは増々手が込んできている。ウクライナ、ロシアの情報戦を見ていると正反対のニュースが溢れている。実社会においても新しい取引先は必ず会社訪問をすることが重要だ。先ずは素早い電話応対、入り口、廊下、トイレの清掃状況や社員の挨拶で仕事をする前から品質が見える。見る見られるは表裏一体、この気持ちを持ってお客さまに対応しなければならない。

カテゴリー: 日記 | コメントする

夏季休暇と訃報

昨年の暮れに兄妹の三男がこの世を去った。七人兄妹で親父が健在の頃は誕生日、忘年会、新年会、父の日、母の日などイベントがあると実家に全員が集まり飲み会をよくやった。社会人になると仕事や立場などの違いによりたまに兄弟間で口論になったりしていたがそれはそれで楽しい想いでだ。令和4年に入り前後して地元の消防関連団体の会長など80歳前後から90歳近くの方々が亡くなった。そして30年来のお付き合いのある方が病気と闘いながら12日遂に息を引き取った。毎週のようにお見舞いに行き、食事をご一緒していたが日に日に弱ってきていた。青森から一人上京して会社を立ち上げ、千葉に工場も2カ所作り、自動車産業の重要な部品を作る立派な会社にした。自分も70歳になり体のあちこちから悲鳴を上げている。一番は腰痛の悪化。100mくらい歩くと右足に痺れが出てきて歩くことさえ辛くなる。近所の外科医に診てもらったところ2カ所の背骨が変形して神経に触っているとのこと。現在、週に2度ブロック注射と点滴を行っているが改善の兆しは未だ見えない。外科手術も視野に入れなければならないかも知れない。大学からの友人も昨年の暮れに脳梗塞を発症した。これから何年仕事が出来るか分からないが引いてきたレールをどこまで伸ばせるか心配な年になってきた、上を見ればきりがないが自分の身の丈に合った会社を残していく。そして創業時のバカな夢を社員全員が実行できるように実現していく。

カテゴリー: 日記 | コメントする

新型コロナウイルス感染

最近、社内において家庭内感染者、現場においても協力業者からの社員が感染している例が増加している。国の感染者や濃厚接触者の定義や対応も右往左往している中、実際の現場は人手不足に加えての人員減となり大変な事態だ。毎日、東京都の感染者は3万人を超えており身の回りの感染者源も社内感染者については推測できているがその他の家族等からの感染については不明となっている。いつだれが感染するか分からない状態での業務遂行は羅針盤の無い航行と同じで見通しが立たない。加えて材料費の値上げ、納期遅れなど良いことは何もない。嬉しいニュースといえば最近、5年前に申請していたネットミルの見守りシステムで電力会社のスマートメータと連携して電力値を1分毎に取り込み解析するBルートサービスを利用した特許が承認された。ネットミルはこれで2件の特許取得となった。コロナ禍が収まれば全国の電力会社に営業を掛ける予定だ。また、来年度は東京都中小企業団体中央会に申請していた第1回明日にチャレンジ中小企業強化事業の補助金も確定した。電力ケーブル工事には欠かせないウインチカーの取得に全力を投入して実現していく。来年度からは創業時の精神にもどり電力事業を中心に再度事業展開をしていく。

カテゴリー: 日記 | コメントする

PCR検査5回目

周辺でも新型コロナの濃厚接触者や家族感染、現場にて協力会社社員からの感染等、社員も自宅待機者が増加している。恐るべし感染力だ。感染元の推測は結果的出来ても会った人が感染しているか本人も初期だと分からない。本当に困ったものだ。喉の痛み、発熱に始まり倦怠感が出た時はすでに感染しており周囲に知らせることが出来れば良いが発症まで数日間かかるため本人の自覚症状が出た時は周囲に連絡することも辛くて分からない状態が続く。ワクチン接種も時限的であり打ったから安心とはいかない。当社だけではなく世の中の工程が著しく対応できない状態になっている。治療薬の開発と普及が望まれる。ここ3日前くらいから腰痛が酷くなり200mくらい歩くだけで右足が痺れてくる。親戚の伯母と最近会う機会が有り腰痛の話をしたら会社の近所に良い外科病院があるとのことで早速、昨日受診した。レントゲンのあと田端にある検査専門医でMRI検査を行い、そのデータを再度、外科病院を再訪して説明を承けて早速点滴を行った。翌週から点滴とブロック注射を毎週行うことになった。どうやら骨が変形しており血液の流れがかなり悪く当面は痛み止めで対処するとのこと。周囲の知人も脳梗塞で倒れたり入院も多くなりそんな年になってきたかと愕然としている。まあ、年齢に合わせた行動が一番。体が動く限りやりたい仕事が山のようにあるのでまだまだ頑張る。

カテゴリー: 日記 | コメントする

運を科学する

昨晩、荒川法人会の特別講演会に参加、講師は脳科学者である中野信子氏の「運」を科学する~運がいい人の行動パターン~という話を聞いた。ムーブ町屋の会場はコロナ禍であっても3分の2くらい埋まる盛況であった。脳をコントロールしたりトレーニングすることでもっと豊で充実した日々を送ることが出来るという考えが基本。講演の内容はネットで金融広報中央委員会発行の広報誌「くらし塾きんゆう塾」2017年夏号にも講演内容と同様のインタビュー記事が掲載されている。先ず運は皆に平等という前提で研究者は性格傾向に着目。ビック5といわれる特性の尺度が有るという。開放性、外向性、誠実性、協調性、神経症傾向の5つ。自分で運が良いと思っている人は外向性と開放性のスコアが高いということが実験で分かっている。こうした人達は落ち着いて行動しし、新しい物事に挑戦し、自らチャンスをつかんでいく傾向があるとのこと。ただし、これらの研究は欧米の実験であり日本人に置き換えられるか未知数とのことだ。講演の中でなるほどと思った話が年収。例えば年収100万円の仲間がいると想定。自分は150万円という立場が分かると幸せを感じる。しかし、周囲が年収30万円、500万円の人の中に入ると自分は不幸だと思ってしまうとのこと。人間はどうしても比較しながら自分の立場を決めてしまうようだ。本当は自分の生活に満足できれば他人の生活は関係ないはずである。会社も隣の芝生は青く見えることが多いが自分の足元をしっかり見て着実に成長することが大事。

カテゴリー: 日記 | コメントする