第28回機械要素技術展

毎回出展している機械要素技術展荒川区ブースの展示会が昨日終了した。今回の出展は新製品であるネットミル「Air Mil Key」会議室鍵管理システムに特化した製品。会議室などの鍵管理は相変わらず帳簿に記入して鍵の貸し出しを行っている会社が多い。鍵は紛失するとドアシリンダーの交換やマスターキーの紛失の場合はすべての対象ドアの交換が必要になってくる。紛失以上にセキュリティ上問題なことは鍵の複製だ。これは事件になるほど大変な問題を引き起こす。そして何より鍵の返却はマンツーマンで行わなければならない。時間の拘束や人材確保に悩まされる。これらの問題を解決したのが今回出展した製品。スマートロックはネット検索すれば山ほど出てくるがネットミルはこのスマートロックをネットワーク化してNFCタグ、スイカ、パスモ、スマホ、パソコン、社員証などと連携して使用できる。商標登録も済み、現在特許申請中。7月からは実証試験の打ち合わせに入り、広く普及を目指していく予定。今回の展示会で気が付いたことは中国企業と台湾企業の出展が驚くほど数多く出ていた。出展製品をみると日本企業製と見た目は変わらない。最新の工作機の導入と日本の技術者を取り込み、高い技術力とコスト面でも優位に立っているようだ。日本のものづくりの精密さを売りにしてきたが既に過去のものと捉え国内での内製化に力を注ぐべきと思う。最近、マイナンバーカードの不具合が多く発生しているがこれはITゼネコンと言われている弊害だ。元請けは仕様書、見積もり、工程管理など行い、実際は下請け孫請けが作業をする。特にソフト業界でプログラムを書けない人は問題が発生したときに現場で解決することは不可能だ。これは発注者責任でもある。名のある会社に発注すれば安心という発想から変えないと日本は世界から取り残される。

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ホウレンソウ

入社の面接、毎朝の朝礼時に事あるごとに「報告・連絡・相談」の重要さを話している。こんなことを30年以上続けている。正確に言うとサラリーマン時代の管理職の時から数えると40年も言い続けているが言う方は覚えているが云われる方はどうなのか?この2週間で2回も客先に呼ばれて謝罪に行った。先方に伺って初めて聞く話ばかりだ。社内で毎日会っているのに全く報告が無い。社長と来いという話で嬉しい事は経験上ないことは分かっている。行ってみて分かることは未然に解決できた案件ばかりだ、あたかも社長の指導が悪いという言い回しにうんざりするがこれもお客の言う通りで聞いていないよという理由は通用しない。ではどうするか。任せることで成長すると固く信じているが時代が変わったか、生き方が変わったか、仕事をするという考え方が変わったか分からない。何しろ今までの経験値ではこれらの変化はキャッチできない。大事なことはお客さんが自分の給与を決めることだ。良く言う顧客満足度の裏返しが給与なのだ。人材教育をしていけば年齢と共に成長し自分の部下も成長、それが会社の発展となる。こんなサイクルは過去のものに成りつつある。山本五十六の名言で「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、誉めてやらねば人は動かじ」これは指導者から見た言葉と考える。もし部下が「見ざる聞かざる言わざる」を本来の悪しきことを遠ざけるという意義から最近は自己保身のために見て見ぬふりをする場合にも使われているようだ。何のために自分はこの世にいるか真剣に考えてしまう出来事が多い。世のため他人のためを思う心を持ち穏やかに過ごそう。

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僅かのご縁

今年の4月1日付けで入社した新入社員二人の内、1名が昨日付けで退社した。理由は個人情報もあるので詳しくは書けないが朝8時半に出社のため7時過ぎには家をでる。帰りは定時である5時半には会社を出ると6時半過ぎに家に着く毎日であった。当然残業などありないがそれでも自分の時間が無く辛いという。これが退職の一番の理由。だが、定時出社定時退社で自分の時間が無いというのは日本のどこの会社に勤めても同じ条件になるので今後どの会社に行っても勤めることは出来ないよと説明したのだが・・・。兎に角、今の環境から逃れたい一心だ。そして自分が何をしたいのか将来がわからないという。それは皆同じで何が出来ると云われても入社して間もないころは何も出来ないことは当たり前だ。だから我慢して出来るようにするのが仕事であり、実績を積むことにより自分の生き方が分かる。それには時間が必要なのだ。新しい社員には外部研修やパソコンを始めとした事務用品、作業服、安全対策用品などすべて新調している。当然、毎日現場に行かせるが見学に等しい時間。1円も収入にはなっていない。すべて将来を見越したマイナス投資だ。一番に気になったことは家族が退職することに対して反対や我慢しろとか云わないことだ。自分で考えたのだから良いというらしい。身内の無責任さに腹が立つ。継続とは力なり、この言葉が死語にならないように気分を変えて出直しだ。そんなことは当たり前という言葉も通用しない時代になった。

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病院通い

5月4日、駒込病院から退院し10日より職場復帰そして、復帰の当日夜には消防署関連団体の総会と懇親会に出席、16日と18日にはRC関連の懇親会に参加し19日は地元の官公庁の幹部との懇親会。どうやら疲れが出てきて喉の痛みが続いていた。あまりにも症状が続くので耳鼻咽喉科へ行き、喉の消毒と薬を飲み始めたら快方に向かっている。今月は後5回ほど懇親会が予定されている。術後は足の筋肉の衰えがあり、歩くと筋肉痛になる。やはり外科手術は体への負担が大きいようだ。入院中はやることが無いので教育について考えてみた。教育費を払っている時代は「教わる」逆にお金を貰う立場は「教える」そして次の段階は「教える」から「任せる」に進む。では任せたら次は何をやるか?それは、事業や分野を変えて同じ繰り返しをすることでさらに成長サイクルが始まる。創業から31年目に入り、分野も広げてきたが任せるということが人材育成の基本と改めて思う。今月末は地元の母校である尾久西小学校100周年記念運動会と6月初めに荒川第七中学校の運動会の招待状が届いている、気分転換に数十年前を思い起こし行ってみようと思っている。

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ゴールデンウイーク

5月3日からゴールデンウイーク後半というテレビのニュース。新幹線、高速道路などの交通機関の渋滞や混雑状況は見事に外れている。長引く新型コロナの外出規制で過去の結果から導く予想は成り立たなくなっている。過去の結果の集積から答えを出す「Chat GPT」の話題も多くテレビに流れている。メリット・デメリットの解説も納得感があるが昔のホワイトカラーと呼ばれる人たちに普及していくと差別化をどのようにしていくか、また同じような質問と回答が皆同様に出てくると判断は困難を極める。特に政治の世界など質問と回答は作成時に推測できてしまう。クリエイティブな世界でも真贋は分からなない。労働の世界ではどうなるか。募集、採用面接、質問、回答などはオンラインで可能だ。以前、コロナ禍においてハローワークからの依頼でオンライン面接を行った経験があるが技術的な問題もあるが相手の顔などアップすることなど出来ないため表情が読めない。採用試験に臨むほうはあらかじめ質疑を学習しており無難な回答をする。結果、不安だけが残り採用を見送った。まさにこの逆がChat GPTに通ずると思う。一方だけが事前に知識を蓄積しておりもう一方は答えに頼るというハンデ戦がある。やはり労働集約産業においてはフェイスツーフェイスが原則。頭で理解しても体は動かない。この頭と体が同時に動くことが出来るようになることが一人前だ。教えることはすぐには出来ないが教えてもらうことは直ぐにできる。出来るようになっら教える立場になる。この循環が成長の礎になる。

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広告戦略

本日で入院10日そして術後1週間となる。パソコンを持ち込んでメールのチェックに始まり返信を行うがさすがに大手は9連休中。メール数は極端に減っている。近い関係者には入院の件は話してあるので電話は無い。やることはリハビリで院内の歩行で10分を目標にしている。この10分の根拠は自宅から会社までの徒歩時間だ。お陰様で腰の痛みは手術で行った切開部の痛みのみ、今まで3から400m位歩くと足の痺れが発生していたが全く感じられない。執刀医の話を聞くと術前の症状は悪く脊柱管と神経が癒着しており骨のずれが酷い状態であったとのこと。過去に整体院を3カ所行ったがどこも共通していて科学的にMRI検査など一切せずに触診や歩行姿勢で推定してマッサージ、整体など行っている。今考えると腰痛にはやってはいけない施術をうけていたと思う。特に気を付けなければいけないことは料金の支払いだ。ある整体院は前払い制で十数万円支払ったが結局途中で効果が無いため自分の判断で受診を止めた。こちらの都合なので当然返金は無い。今、美容整形でも問題になっているが前払いを要求するところは気を付けるべきだ。健康保険が適用されるマッサージも行ったが一時的な気休め。これら言葉巧みに推定だけで商売が成り立っている世界があることは広告戦略が巧で有名人の顔やスポーツ選手、医者の推薦文そして患者の喜ぶ声などいかにもこの整体の先生が優秀で完治したような広告が多い。やはり根本原因の解明は科学的根拠に基づくことが大事だ。

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感謝の日々

入院して思うことは身体の自由を制限される事。当たり前の事だが目の前にあるものが後1センチも有れば手に届くのだがそれが出来ない。少し体形を変えるだけでも切開した場所付近に激痛が走る。これから先々介護される身になると思うと迷惑を掛けない暮らし方をどうしようかと考える。病院、介護業界はやはり人手が必要な世界。AIがいくら進化しても機械化は不可能だ。もし可能にするならばベッドの周囲にあるもの机、椅子、テーブルほかすべてを患者本院の意思で動作するものを考えなければならない。しかし、個室にいると会話が限られる「お早うございます」「ありがとう」「ご馳走さま」「おやすみなさい」これら日常の基本的な挨拶。これは社会生活をするうえで最低限の言葉。考えてみると生まれてから親兄弟との会話、幼稚園、小学校と進むにつれて人付き合いも増えて言葉の数も比例する。つまりその社会に存在するための最低限の言葉文字があるという事。周囲の環境によって正に人は成長する。今回の様に限られた時間場所にいると成長は無い。取り留めのない話だが会話をした人脈を考えると名刺交換を数年前から電子化しており調べてみると年間平均500から600人と交換している。創業以来31年になるので累計で行くと相当な人数と会っていることになる。その中で今でもお付き合いしている方はほんの0.数パーセントであろう。大事なことは知り合ったご縁が有る人を大事にすること、そして限定された環境においても会話が進歩するように常に話題や世の中の現状を考え勉強し行動することだ。現在、スマホもパソコンもあり情報取得は可能だが発信する方法が限られる。双方向のお付き合いは懇親会・ゴルフコンペが欠かせない。お酒の無い日が一週間を超える日々。退院が待ち遠しい。

 

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三無い主義

明日9時から手術だ、今朝は術前にシャワーを指定した時間に浴びるようにとのこと。テレビではゴールデンウイークの穴場とか渋滞情報などで一色だ。仕事面では再生可能エネルギーのケーブル工事で社員の多数が青森まで出張中、連休も休めない状態が続いている。本当にご苦労様と思い、心苦しい中の入院。平均年齢の若い当社にあっては社員の家族構成は、幼稚園から小学校、中学、高校生まで家族で過ごす時間や楽しみにしている旅行もすべて台無しになってしまっている。本当に申し訳ない気持ちで一杯。昨晩はベットの中で仕事面について考えていた。1992年二人で創業以来、現在社員は23名になっている。しかし、人材教育ではどうであったか考える。自分を含めて人間というものは相手の弱点や欠点そして自分より劣っている点はすぐに都合の良いように判断するが、誉める育てるという発想はあっても実行に移すことは出来ない。自分自身の反省も含めて気が付いたことを考えた。それは仕事を「教えない」「渡さない」「話さない」の三無い言葉。日光東照宮「言わざる」「見ざる」「聞かざる」の消極的な言葉を連想してしまう。自分の立場や仕事をやっている感などの個人的なモチベーション確保のみが仕事と勘違いしている。結果、自分の小さい城を作ることが仕事になってしまう。勝手に作った城が狭くなると他からの入場を全く受け入れなくなる悪循環になる。経営者の仕事の最初はこの小さな城を壊す事だ。出来たものを壊す時間は大変なこと。何よりも大事なことは城を作らせない教育と三無い主義の撲滅が人材育成の第一歩と思う。

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腰椎後方進入椎体間固定術

何やら漢字だらけの表題。明後日の手術の方法だ。病名は脊柱管狭窄症、先生から詳しく説明を受けた。腰椎の変性・不安定性が原因で背骨の中の神経の通り道が狭くなっており、神経が圧迫を受けている。そのため、足腰の痛み、力が入りにくい、しびれ、歩行距離の制限、排尿排便生涯などの症状が出現する。手術は全身麻酔でうつぶせになり背中側から腰の真ん中の皮膚を切開して腰椎の後ろ側の骨を露出、専用のドリルで骨の一部を削り、黄色靭帯や必要に応じて椎間板の一部を取り除くことで脊柱管を広げる。さらにチタンスクリュー、人口ブロックを使用して背骨の不安定な部分、ゆがんでいる部分の矯正・固定を行う。さらに手術で発生した削った骨を植骨して将来的に骨の強固を図る。これが説明を受けた内容。何か書いていても痛そう。合併症や危険性の説明も沢山受けた。何でもそうだがリスクは伴うものでゼロリスクは世の中に存在しない。コルセット着用のリハビリがどのようになるかが気がかり。まだ2日目だがやることがないので朝昼晩の食事の時間に病室前の廊下で配食のガラガラ音がするので今はそれしか楽しみが無い。明日は手術の前準備で多少やらなければならないことがあるので時間はつぶせそうだ。

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超多忙な一日

前日は官公庁の機器の工場検査立ち合いで熊谷まで往復。今日の10時30分に病院の入院手続き。希望していた個室に入れてパソコンのWi-Fi設定。これが画面の一部表示が隠れていてネットに繋がらず四苦八苦。会社に電話してWi-Fi機器持ってくるように手配をした。その後すぐに繋がり折角来てもらった社員はそのまま帰ってもらう始末。入室後が大変、手術前の各種の同意書やらアンケートの嵐だ。コルセットも受注生産とのことで寸法取り、主治医から手術の説明を受ける。月曜日の朝一番での手術で麻酔から始まり15時くらいまで掛かるとのことだ。病院内でのリハビリは5月8日まで続きそうだ。外出時、コルセットは3カ月位の装着が望ましいらしい。よって今持っているスラックスは履けそうになくジャージのようなもので外出するしかないようだ。仕事は重い物など気を付ければ通常通り出来るとのこと。5月の予定は8日の週に官公庁の外郭団体の総会、懇親会が2件予定されておりいづれも挨拶しなければならない。一応、担当者には代理の方の挨拶の準備は頼んでおいた。6月に入ると同様の総会と懇親会が相当数入っている。腰痛については相当前から大学病院で検査を受けたり、針、マッサージ、整体、ブロック注射、テレビCMに出てくる膝腰などのサプリにお金をつぎ込んだ。今考えると最初から手術の道を選ぶべきであった。主治医の話によると術後平均8割方痛みは取れることであるが足の痺れは時間がかなり掛るので焦らずリハビリが必要とのこと。明日はゆっくりしてジャージのパンツでもネットでググってみよう。日曜日には術前の準備に入る。もう、まな板の鯉の心境だ。

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