遂にきた!

先ほど日光山輪王寺より電話あり。4月2日に行われる伝統行事である「強飯式」の中止連絡だ。今日、WHO「新型コロナウイルスはパンデミック」というニュースが流れたばかり。流石に密教である儀式「強飯式」もご本堂で密閉した空間で1時間あまりの催事を行うため、万が一を考えての中止という苦渋の決断であろう。東日本大震災の翌月でも例年行事として催行した強飯式でもあったが他人を巻き込む見えない敵には勝てない。早速バス会社や祝宴会場にキャンセルの連絡をしたが、キャンセル連絡はもう慣れっこになっているようで冷静に受けていただいた。サービス業はすぐに影響が出ているが時間差であらゆる業界にも悪影響が及んでくる。オイルショックどころでは無い。人の動きが止まるという誰も経験したことのない業務停止という連鎖が始まる。来期は原点に戻り再スタートを切る体制作りの年になる。大事なことは人の流れが止まってもコミュニケーション手段はいくらでもあるということ。他人の欠点はすぐに分かり指摘するが自分の欠点は言われると反感してしまうのが人間だ。この災難を乗り越えるには穏やかにお互いの存在を認め、支え合う会社の組織、雰囲気創りが急務だ。

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あれから9年

東日本大震災から9年が経った。誰もが不幸になった時間。当社としては良い意味でも悪い意味でもターニングポイントの年であった。誰もが二の足を踏む緊急の復旧工事。依頼があった時、何が起こるか誰も分からない現場だ、社員に協力の声がけをすると皆、手を挙げてくれた。本当に感動し感謝した。現地は当然のことであるが電気、ガス、水道、トイレ、寝場所など何もかも無い環境であり作業時間も限られた中での仕事。皆、気持ちだけで働いてくれた。延べで700人以上一年間、福島での辛い復旧作業。時が過ぎて翌年に現場に行くとJビレッジから見渡す限り無人の街、野生化した牛がところどころに見える。お店のショールームはガラスが破れ廃墟となっている。パトカーの巡回に何度も会う。加害者、被害者という立場の違いは大きいが本当に誰もが不幸な出来事。まだまだ、この時間は長く長く続く。技術の過信は絶対にしてはならない。

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日光山輪王寺執事

本日、3月1日付けの輪王寺執事就任の挨拶状が送られてきた。日光山輪王寺は毎年4月2日に催行される強飯式に東京日光会の幹事長として参加している。平成17年に頂戴人をやらせていただいた時の教化部長が執事長というナンバー2にご就任された。強飯式後の葵膳の昼食時にも門跡もご一緒する。葵膳の昼食会の執事長がなんと今年の2月に新たに門跡に就任された。平成23年から輪王寺強飯式に関わっているとかなりの役員の方々と顔見知りになった。有難いことだ。全国的に新型コロナウイルスが蔓延する中、強飯式も催行されるか危ぶまれるが、過去には東日本大震災の翌月にあっても歴史的行事として行った経緯があるので今年も十分に細心の注意を図り行っていく予定だ。2008年2月からホームページ内のブログを書いている。今年の2月末の12年間でなんと1170通も掲載している。毎月欠かさず4から8通書いている。たまに読み返すとその時代に仕事など何をやっていたか蘇る。日記としては貴重だ。プライバシーの問題もあり実名が書けなくなったことが寂しい。これからも会社を引退するまでブログは続けていくつもりだ。

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真打披露宴

本日、都内下町のホテルにて落語家さんの真打披露宴に参加する。この時期、新型コロナウイルスの問題で日本中が喧騒の中,挙行することはホテル側もご本人も大変な決断であったと推測する。おめでたい席でもあり真打になるということは落語家人生において一度しかないお祝い日である。今日から師匠といわれる立場になるわけで本当に記憶に残る一日となる。素直にお祝いしたい。宴席のテーブルも6人掛けで間を空け、かつ出入口ドアも開放するらしい。明日は以前から採択されていた「テトレット」の販路開拓についてヒヤリングがあり中小機構の担当者数名が午前中に来社する。やっとそのプレゼン資料が出来上がった。パワーポイントは年数回しか使わないため書き上げるのに時間が掛かる。特に5年後の損益計算書の作成は難しい。なんせ本業の建設業からネットミルを主体とするサービス業までの職種があり収入も支出も一律に科目に入れられない、またその知識も持ち合わせていない。昔からどんぶり勘定だねと言われてきたが結果は予想通りになっている。今月で令和元年の決算が終わる。大変厳しい年であったが本業回帰に戻しつつ新規事業も果敢に攻めていく年でもあった。限られた戦力で拡大していくには更に付加価値を求めていかなければならない。4月から新卒が1名入社してくる。新しい年度に向けて事業の再点検と社員全員が幸せを実感できる会社にしていこう。

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社内改革第一弾

本日付けで「ワイガヤ委員会」を発足した。昨年来より社員同士のコミュニケーション不足や人任せ的な雰囲気、自分には関係のない仕事として同僚を見るなど後ろ向きで暗い感じが出てきている。今月から社員と社長面談を開始している。自分でも気づかない話も多く、仕事の忙しさの中、目の行き届かない点など聞いている。その中から問題を解消する手段のひとつとして出来ることから始めようと先ずは「何でもよいから楽しく」をモットーにワイガヤ委員会をスタート。この委員会の約束事は「不平不満を言わないこと」だけだ。これは社内より2名選抜してモデレータになり社員数名とチームを作り、このチームはモデレータふたりが全社員と来年の3月までに社内施設や近くの割烹料理屋で楽しく食事やノミニケーションでざっくばらんワイワイガヤガヤと語り合う時間を過ごしてもらう。福利厚生として年に一度、社員家族で宿泊・食事に行った場合、申請により補助金を支給している。これは家族のバックアップがあってこそ良い仕事が出来ると確信しているからだ。以前、社員同士の食事会補助も行っていたが、メンバーが固定されてしまい、期待外れの結果になった経験がある。現在、業務として電力工事、官公庁工事、ネットミル、環境測定、ホームドア工事の5つの事業を展開している。そのため、それぞれの事業も専業化されて社員の横の繋がりも希薄になっている。社員一堂に集まる機会も忘年会、新年会、社員旅行、餅つき大会など数えられるくらいになっている。この委員会の効果に期待したい。

 

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平気でうそをつく人たち

創業して2年ほど経った3月13日に救急車で運ばれた。朝起きたら布団から起き上がれず背中、お腹とどこを触っても激痛。原因が分からず都立駒込病院で3週間ほど検査付けの毎日。そこで判明したことは胆石、盲腸、十二指腸、腹膜炎が同時に発症した。入院の前日まで48時間一睡もせずに現場で働いていた。その頃は社員数人で朝から晩まで休みなく現場作業であった。何しろ翌月の収入の確保しか頭になく無我夢中で何でも仕事はやった。手術は外科でへその上から17センチ切開して胆石、盲腸手術。終わるとすぐにリハビリで激痛の中、廊下を歩いた。その入院中に読んだ本の中に松下幸之助氏の経営書やタイトルの著者、精神科医のM・スコット・ペックの「平気でうそをつく人たち」だ。なぜこのような本を選んだかは不明であるが当時は精神的に病んでいたかもしれない。このペックが云う邪悪な人間の条件とは「耐えることを拒否する」「他人をスケープゴートにする」「自分だけの論理しか認めない」「自分の非を絶対に認めず自己正当化のために嘘をついて周囲を傷つける」という。昨年末より社員の自主退社があった。これらの社員も著書の言っている通りの人間であった。結果論となってしまうが元々そのような人間であったか嘘を見破れない経営者側の問題なのか分からないが平気で嘘をつく人たちも沢山いるという事だ。嘘をつく人間は一生心の記憶に残ると思うが嘘つかれる方はその場だけの怒りだ。報告・連絡・相談を基本としたコミュニケーションは改めて重要なことだと思う。

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会社の寿命

1992年4月創業、28年を経過した。会社の寿命30年説がある。国税庁の調査によると会社の生存率は5年で14.8%、10年で6.3%、20年で0.4%そして30年で0.021%とある。これが30年説の裏付けだ。10年、20年と何とか生き延びてきたが、ここへきて経営者としてのモチベーションが揺らいでいる。創業時から10年間程度は電力事業の保守を主体として行ってきた。単独事業であれば数名の社員で賄えるが震災事故の影響もあり、みるみる同業者は弱体化し廃業に追い込まれた。当時はお得意様の助言もあり今後は電力関連だけで維持することは困難との見通しだといわれた。そこで官公庁物件の電気空調工事の入札に参加し現在に至っている。これら入札案件も人の資質に左右され「仕事が属人化」してしまうという大きな問題がある。これらの二つの施工はそれぞれ波があり年間を通して安定した事業とは言いにくい。また、社員も現在の半分位で可能だ。ただ、給料や昇給など相手に委ねることになる。創業から今に至るまで問題があった社員は除くが誰もが給与所得は増加している。この給与の根源は売り上げだ。売り上げがなければ給料も上がらない。そこで売り上げ増加を目指し、多角化の安定化の一環として環境測定事業、ネットミル事業、ホームドア工事など行ってきた。会社は一つの事業だけで成長することは出来ないし全社員の給与も出ない。このことは当社だけでなく世間の会社はすべてそうだ。成長できなければ所得も上がらない。京セラ創業者である稲森和夫氏の言葉で管理者は「自分が担当する職務全体を達成することは自分ひとりではできない。自分の代わりになって職務を遂行できる人、つまり自分の分身を選んで、その人を職務別に配置できる人でなければならない」また、「長になる人は、部下から信頼される人でなければならない。部下を信頼に値するかどうかを確認する以前に、長である自分自身が部下の信頼に値するような人物かが問われる」という。自分への信頼があると自負してきたが間違っていたかも知れない。自分の実力以上に拡大してきたのか分からないが会社の寿命や生存率に歯向かい乗り越えるパワーがどこへ行ってしまったのか。

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テレワークと時差出勤

最近、働き方改革や新型コロナウイルスの流行により取り上げられている言葉にテレワークや時差出勤がある。古い言葉であるがホワイトカラーという襟付きの白いワイシャツで勤務するエリートをほのめかす人種がサラリーマンの目標であった時代もある。しかし、製造業、建設業の現場は当時と変わらず日給、時給により計算される世界。通信技術の進歩により在宅やモバイル、サテライトオフィスなど勤務場所を問わない仕事もあるがこれらの企業はマスコミでも取り上げられている大企業で管理部門などに限られる。さらには政治家の育児休暇取得の奨励などまったく現場を知らない人種が言っていること。これを真に受ける若者が出てくると日本の中小企業は成り立たなくなる。現場に行ってなんぼの世界や、一日に何個製造しなければならないという中小企業の実体を知らないわけがないと思うがマスコミを含め、まったく報道しない。愚痴ばかりになるが社員も忙しければ給料も上がると勘違いししている。忙しさは本人の時間の使い方、仕事の進め方、協力者を見つける努力をしないことに問題がある。自分のサラリーマン時代も含め経営者になった今も他人より能力が無いと実感しているから何倍も時間を掛ける。そしてどうしたら時間を短く処理し同時に何種類かの仕事が出来るようになるか常に考えている。人に追いつく、あるいは人よりも多く給料を貰うためには忙しいと思わないことが大事だ。不思議なもので忙しいという言葉を使うとは自分はやっているという錯覚を起こすだけ、自分を陥れる言葉と認識しよう。

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新型コロナウイルスの影響

先ほど、2月19日(水)開催予定の展示会「江戸TOKYO技とテクノの融合展2020」の展示会中止の連絡が主催者より電話とメールで来た。新型コロナウイルスの流行状況の推移を見た中での決断。一日だけの開催であるが1万人以上の来場者が見込まれ、有楽町駅前という会場のため電車での来場者が多数いるはずであり中止は賢明な判断だと思う。展示会出展の準備として既にヤマトのボックス便で展示品は集発送荷済みである。回収の日程や費用についてこれからの相談になると思う。来週は幕張メッセで機械要素展が開催される。この展示会は荒川区ブースに出展し新製品「ネットミル熱中症予防・ネッシー」の機器展示を予定しているが今日現在は開催予定とのことだがどうなるか分からない。マスコミはインフルエンザとの対比や死亡率など報道しているが、何より流通、製造、商品の遅れなどによる経済的な悪影響が心配される。不安を煽らないようにとの報道であるがその報道姿勢が不安を煽っているように見える。オリンピック開催も近く重要な判断を迫られると思う。時代は時間と距離という経済の根本となる指標が成り立たなくなっている今、安心安全の確保という課題解決は急務だ。

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スマートメータ対応ネットミル「HEMSコントローラ」

本日発売の「電設技術」日本電設工業協会発行2月号の特集「ワイヤレスシステム技術とその応用」にネットミルが掲載された。昨年に執筆依頼があり原稿提出に追われ指定のページ数にやや足らずに申し訳ない気持ちで一杯だ。記事を読んでみるとやはり最後のページに空欄があった。このような機会が今後出てきたらもっと資料を整えて万全で望みたい。今日の午後3時からムーブ町屋でお得意様の縁戚の方が出演する「かみしばいごやはおまつりさわぎ」今回の公演は世界の子供たちと一緒に作った紙芝居の鑑賞と邦楽囃子のコラボとのこと。16時半に終了予定。その後、小台にある割烹熱海で送別会に参加する。来週の水曜日は「電設技術」で紹介されたネットミルHEMSコントローラを出展する「江戸・TOKYO 技とテクノの融合展だ。一日だけの展示会であるが有楽町駅前という好立地の東京国際フォーラムのホール。出展場所も入り口のすぐそばだ。沢山の来場者に来てほしい。展示会出展の効果は徐々に表れるもの。これでもかというぐらい出展しているとネットミル目当てに来る来場者も多くなっている。もうすぐ爆発だ。

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