休日のような平日

新型コロナの影響で会社の電話もかなり少なくなっている。メール受信も少ない。こんな日常から経済活動が鈍くなっているのが分かる。今日のお昼に近所へ弁当を買いに行く途中、日本料理屋のオーナーに偶然会った。そのお店もご多分に漏れずお店は休業。今月だけでも10件の団体の予約がキャンセルになったという。そのオーナーのお店は自家所有しているため今、問題となっている家賃の支出は無いが当然に建物の返済がある。家賃問題だけでなく自社所有の土地建物のローンがどこにでもあるはずだ。悪のスパイラルの中にすべての業種が吸い込まれていく。当社の事業も遅かれ早かれこのスパイラルに飲まれるだろう。これを回避するにはと毎日考えている。流通業界での有名な言葉に「店は客のためにあり、店員と共に栄える。」店を会社に客は取引先、顧客と店員は社員と言い換える。今この時に冷静に顧客のために何が出来るか、今までの反省点は何か考える重要な時間と捉え、拡大から集中へも大事。孫子の言葉「十をもって一を攻めよ」とある。これからの時代は未知の世界だ、生き残るための方策を考える時間が十分に与えられたと思い、方向性を整理しこの不況の波から抜けていく覚悟が必要。自分のため、会社のため、顧客のための目標をもって一丸となることが大事だ。今こそチャレンジ!

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マスク配布

第2回目のマスクを社員に配布、先週は女子社員用に少し小さめのマスクを配布したので都合は3回目となる。今月末に2000枚、来月末に3000枚入荷予定。入荷次第、社員全員に配布する。今日のニュースでシャープが明日からネットで販売する予定とのこと。中国もマスク輸出を緩和するらしい。マスク効果は種々の議論があるがまずは他人に感染させないことが重要。新型コロナ対応の物理的なことはすべて行ってきたがこれからは経済がどのようになるか見通しが出来ない。会社の予算は固定費が先にあって売り上げ予算を計画する。固定費の大半は人件費だ。これからの経営は売り上げに合った支出を考えないと会社は成り立たなくなる。今日の日経新聞でもJR東日本の乗客減による利益減についての記事があったが、どこの大企業であっても中小零細企業も構造は同じだ。今期も4月スタートしたがあっという間に5月連休を迎える。当然、例年のごとく連休中の収入はまったく無い。社員に危機感を持てと言っても無理な話。ではどうする?この土日もずっとずっと会社の存続について考えている。創業28年を迎えたがこんなに危機感を肌で感じたことは無い。今後の生き残りのキーワードは「マルチタスク」マルチタスクとは複数の作業を同時に、短期間で並行して実行すること。しかし、現場作業では当然不可能なことが多い。しかし、解決方法はある。多能工の実現がまさにマルチタスクだ。今まではこの仕事、業務を専門にやってきたが「専門性」と「この仕事だけ」とは大きな違いがある。例えば当社の業務である電力・電気工事も行えば空調工事も出来る人材を養成できれば正にマルチタスクの実現が可能になる。外注費の削減にもなり結果、社員に還元できる。これには社員の積極的は取り組みが無くして不可能。出来ない理由を考えるのではなく何でも出来るようにしなければ明日は無い。

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ネットカフェ

新型コロナウイルス感染による影響による報道の中でネットカフェ難民が取り上げられている。このニュースを見て違和感を覚える。一日4000人位がネットカフェを利用して生活しているとのこと。昼間は日雇いや派遣労働者で日銭を稼ぎ生活している。なぜ違和感を覚えるかというと利用者の年代だ。20代から40代が利用者の70%という。それぞれの理由はあると思うが、この人手不足の中、社員として働くような行動をなぜしないのか。当社ではここ数年社員募集をしているが一人の応募者も無い。また、これらネットカフェが休業するすることにより追い出された人を東京都が数日間、無料で宿泊できる場所を提供するとのこと。なぜ、東京都はこのタイミングで難民と言われている人々をハローワークへの誘導を行わないのか理解に苦しむ。非正規社員、ニート、アルバイト等職業の自由はある。しかし、リスクを理解してその職業を選択していることだと思うが、その立ち位置が無くなったとたんに弱者としての立場を主張したり擁護する意見が出てくる。一生懸命努力し明日を夢見て実現するために働いている若者が沢山いることを理解してほしい。今、未曽有の経済状況になっている。官公庁の入札業務も緊急事態宣言期間が終了するまで停止。つまり今後の仕事の予定が立てられない。また、今日のニュースでも中堅ゼネコンが建設中の現場を中断するという。すそ野が広い建設業界にあってこのニュースはただ事ではない。現在予定されている施工物件が延期になれば会社の存続に係わる事態になる。この1週間の危機感は初めての経験になるが社員は相変わらず与えられた仕事に目を向けているだけだ。こんな時だからこそ現場が無い時に何をするかを考え実行することが重要。入社一年目の社員は来年一年の事、5年目の社員は5年後の会社と自分の役割、仕事を考えてほしい。毎日のニュースを見ていれば明日は我が身と感じる神経が欲しい。何があっても社員家族のために生き残らなければならない。こんなに手のつかない日々を送る経験は今回だけにしてほしい。

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新型コロナウイルス対策

先週より対象社員の公共機関通勤者の時差出勤と社有車貸与による通勤を始めた。さらに来週からコールセンター要員のテレワークを始める。従来からの就業規則には無いものばかりだ。これらの緊急措置は当たり前のように報道されているが深く掘り下げると何かあった時の問題解決はその発生時にならないと分からない。これは当社の問題だけではなくすべての企業に該当すると思われる。また、マスクも手配済みで来週早々から入荷して来る。月末までに2500枚納品されるので入荷次第、社員全員に配布していく。会社として出来ることには限界がある。特にテレワークなどの対象社員は1名のみで個人情報の管理を考えると社外で出来る業務はほんの一握りとなる。世間の話題は休業補償や給付金などに向いているが一番縁の無い政治家や官僚が作成しているのでまったく実感がわかないし効果は疑問だ。条件を付けすぎだ。私見だが一定金額をすべての世帯主に渡し、不要な人は返金できる仕組みを作り、次年度に税負担を考慮すれば良い。渡すだけの仕組みを考えていると条件が必要になる。受給する側には欲しい欲しいという人だけではない。本当に必要な且つ緊急に対応しなければならない医療関係者に配分してほしいと願う国民も多いはずだ。ただし、飲食業界、ホテル業界をはじめ流通業界は待ったなしの時、経済の見通しを明らかにして廃業を選択しないようなバックアップが政治には必要だ。

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買占め騒動分析

今朝の日経新聞朝刊5面の記事。2月末から全国でトイレットペーパーの買占め騒動の原因はツイッター上の投稿と商品の販売状況を分析すると意外なメカニズムであったそうだ。当初は主犯とされたデマ投稿は拡散していなかったとのこと。マスコミでも報道されたが騒動の発端が「新型コロナの影響で中国から輸入できず品切れになるという」投稿が要因とされるが分析ではこの投稿はそのものはまったく拡散されておらずデマを否定した投稿が爆発的に広がった。デマを否定するつもりでも受け手は「そんな噂があるのなら実際に品不足が起こるかもしれない」という連想が広がった。これらのデマ否定投稿の急増によりトイレットペーパーの品不足が同時に進んだという。情報発信は慎重になるべきだ。また、9面ではマスクの品薄でのカスタマーハラスメントを取り上げている。これはドラッグストア等で従業員がマスクとつけて接客していると「あるなら客に売れ」「いつ入荷?」という質問に分からないと答えるとテレビでは増産ている、隠しているのだろうと言われているらしい。今、社員の健康ため、あらゆるルートを使いマスクの確保に動いている。今週末から少しづつ入荷する予定。コロナウイルスの感染は行くとこ見えずサービス業に始まり今後はあらゆる業界の経済活動に悪影響を及ぼしてくる。生き残りを賭けた戦いが続く。

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定期健康診断

明日の金曜日は男子社員、月曜日は女子社員の健康診断日。鶯谷健診センターにて行う。毎年の健診データがあるので年齢と共に変化している箇所がはっきり分かる。大きくは体重の増加だ。20歳のころと比較すると15キロくらい増加している。ウエストも同様だ。サラリーマンの頃は理想的な血圧であったが創業してからは高くなる一方、今では降圧剤のお世話になっている。毎回驚くことは若い社員の肝臓、血液の白血球などお酒をまったく飲まなくても数値が悪い。原因は分からないがインスタント食品やジュースなどの影響があるのではないかと思う。私は数年前から毎年日帰りドックを受診している。朝7時頃に受付して指定された部屋の個室でひたすら下剤を飲み続ける。空っぽになった頃から健診スタート。約半日ですべての科目を終了。異常などの結果はその場で直接、先生から説明を承ける。今年はどんな結果になるか心配だ。数年前から睡眠導入剤を飲んでいる。年齢と共に睡眠時間が短くなり今では4~5時間も寝ると十分だ。22時に寝ると3時前に自然と目が覚めてしまう。その時間から撮りだめしてあるテレビ録画を見るのが習慣。特にガイアの夜明け、カンブリア宮殿、プロフェショナル、逆転人生の4本はモチベーションが上がる番組だ。見終わった高ぶりの中、出社して我に振り替える。「いつかは」という気持ちがあるので会社が長続きしている要因かも知れない。

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令和年度入社式

新年度の仕事始めとなる1日、令和最初の新入社員入社式。昨年に引き続き1名の入社。8時半より社員全員と安全祈願。今年度の目標を簡単に話す。今年の目標は第一に現実の再認識だ。各自の給料はお客さんが出すもの、そのためには言葉遣いや態度に気を付けること。自分が逆の立場になって言われた思いを考える事。そして整理整頓、綺麗な会社にすること。具体的には 毎週月曜日の朝、10分間は自分の周囲の清掃をすること等。そして社員間のコミュニケーションをよくすることなど簡単に述べた。新型コロナウイルスの影響がどれくらい出てくるか全くわからない状況の中、身近な出来ることを必ずやってほしいため、売り上げ目標などは云わない。昨年、足立支店を開設し駐車場、倉庫、事務所を整備した。ただ、電源車やユニック車の引き取りに本社から出向いていたのでは時間のロスが多いとのことで本社に来ることなく直接足立支店で業務を可能にする。これには事務所機能を充実する必要がある。具体的にはインターネット環境、電話、ファックスを設置して本社からのメール転送やファックス送受信も出来るようにする。4月6日にすべての作業が終了予定。新入社員は明日、東京商工会議所においてビジネスマナーの研修、翌日は社員全員で定期健康診断。翌週からは先輩社員に付いて現場研修に入る。来年度も引き続き定期採用の予定だ。

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期末賞与

何年か前から3月に期末賞与を出すようになった。利益が出ているからではない。この時期に収益の見通しは出来ないが社員の子育て世代もいる。4月から教育費も出ていく家庭もある。キャッシュフローを見ながら計算するが翌月以降の見通しはまったく不明だ。今、新型コロナウイルスが国内に蔓延し始めこれから業務にどれくらいの影響が出てくるか定かでない中での支給。このような環境の中、無理して今後の体力を温存せずに消耗して会社が立ちいかない場面も頭によぎる。サラリーマン時代、一生懸命やっているのだから貰って当たり前、多いの少ないのと文句を言っていたが自分での評価と顧客の評価は全く異なる。一生懸命に仕事することは当たり前であり競合会社はもっと知恵を絞って戦っている。評価は自分でするものではなく他人がするもの。特に創業以来、心にとめていることは評価は相対評価ではなく絶対評価である。他人との比較はナンセンスだ。社内外でも共通。解決方法は上に行くことの努力と行動。不平不満は云っても物事は解決しない。常に協力し合い、明るく前向きな対案を出す習慣を身に付けなければならない。批判は誰でもできるが同情や迎合が出来る心の余裕が必要だ。そして関係者全員が幸せになる意見を出せるような会社にしていきたい。

 

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身近にコロナショック

月曜日の朝、会社に届いた封書を開けると「鴎外壮閉館のお知らせ」鴎外壮は昭和18年創業の老舗。度々会合や接待で利用していた。だが5月末で閉館とのこと。お客様対応のサービス業は突然のキャンセルに全く対応が出来ない構造。今回のような不可抗力の事態は時間軸が読めなくて我慢する期間も分からない。経営者としては苦渋の決断であったと思う。将来を見据え引き際を見極めることは創業するよりも大変なこと。今なら社員や取引先を含め迷惑が掛からないタイミングであったと判断し着陸点を探っていたことだと思う。我が身を振り返ると創業28年目にあって基盤も資産も中途であり辞めることも出来ない。辞めることが出来る会社は羨ましい面も多々ある。行くも地獄退くも地獄が続く。しかし、東急創始者の五島慶太翁の言葉に「向こう傷は問わない」が「背中に追う傷は許さない」つまり相手から逃げながら背中を切られることは断じて許さないこと。どんな困難なことがあっても向かっての失敗は許されるが何もせず相手から逃げてはいけないという事だ。新型コロナウイルスの蔓延により日本経済は大打撃。オリンピックに始まりあらゆる工程が狂い始めている。明日は我が身となる。仕事がゼロとなる日も頭に入れ事前に何が出来るか、生き残り法を検討しなければならない。

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小中校卒業式

毎年この時期、母校である地元の尾久西小学校、荒川第七中学校の卒業式に参列しているがさすがに今年はコロナの影響で来賓はNGとなった。また、同様に入学式もご遠慮のご案内が届いている。これらの行事に参加すると数十年前とは校舎の位置やプール、校庭など全く異なるが正門だけは当時の雰囲気を残している。未だに校歌を唄える「四方にひろがる 大海に 流れてやまぬ 荒川の・・・」これは小学校。「「朝に富岳を 眺めて 語り 夕べに筑波を 望みて 誓う・・・」第七中学校の校歌だ。高校、大学もうろ覚えだが唄える。こういう思い出に浸る時間が無いことはとても残念。小中学校、今思えば当時は遊んでいた記憶しかない。飛鳥山の崖を段ボールで滑ったり、荒川土手で釣り、荒川遊園地で一日遊ぶ、帰りは5円でもんじゃや駄菓子屋に行って時間を使っていた。サラリーマン時代は地元とはまったくご縁が無くなっていたが尾久で創業してからは時代が逆戻りしているかの如く進んでいる。当時の友人の何人かは経営者となり、たまに飲んだりしているが多くは年金生活者となりあまり街では見かけない。工場も無くなるとすぐに建売になり以前、何が建っていたか分からない状況になっている。来年の卒業式、入学式に参加できるように新型コロナが一刻も早く沈静化して明るい世の中に戻したいものだ。

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