総会集中月

6月は各種団体の総会が目白押し、荒川税務署関連が2団体、警察署関連が4団体、消防署関連団体が2団体、その他東京商工会議所や加盟工業団体と大学関連がありさらに荒川区関連の評議委員会など含めると2週間程度を拘束される。昨日は自民党区議団との懇談会に出席し区内の建設業界の人手不足や入札関連手続き、納期などについて意見を述べた。しかし、これらの会合は重複しているメンバーは少ないので区内の経済状況等が手に取るようにわかるので重要な時間だと思っている。今日は母校である東京電機大学の経営同友会総会後、主催している講演会「高額で医療の質を高める先端治療創造研究」というテーマで東京女子医大先端生命医科学研究所の正宗教授による講演の準備もあり早めに北千住に向かう。大学院生はこの講演会を聴講すると単位が与えられるので学生の参加者も多い。経営同友会では事業推進委員長として11月に開催される旭祭出展の準備や各種交流会の企画などをメンバーと打ち合わせする。来週の19日から3日間、東京ビックサイトで開催される機械要素技術展の荒川区ブースに出展する。今回はスマホアプリによる緊急通話システムを出展する。まだ世の中にない仕組みなので評価が気になるところだ。最終日には荒川区議団も視察に来る予定。積極的にPRしていく。

 

 

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2024年問題

あらゆる業界で働き方改革という名の基に労働時間の規制がでている。労働規制イコール収入減になることは業界問わず従来からの常識。価格決定権は仕事の流れで上流が持っている。この価格は下からの積み上げではない。自社ブランドで利益確保を行い、その残りを下に流すということは昔から行われている。どの業界もピラミッド構造になっている。この流れを打破していくにはピラミッドの上部に向かうか、自社ブランドで競争力を持つ商品を創るかが大事。今週、東商本部で建設・不動産部会の本部・支部役員懇談会に出席する。本部役員はスーパーゼネコンの会長が出席する。この場で支部役員として現状抱える問題や課題を発表する。ここ数年の材料費の値上がりや、納期遅れによる現場職人の手数が想定の何倍かになっている。特に建設業においては施工前に契約が済んでおり、途中の値上げ交渉は困難だ。結局は工期短縮をするには労働者数を多く入れて工期内に終わらすことになる。最近ではアスベスト対策工事も含まれてきておりこの作業量は半端でない。冷静に考えると施主の建物に対して持ち主でない業者が対応を迫られている。こういった環境に対しても今までの施工体制にしわ寄せがきている。この辺の事情も話題として出す予定だ。社内体制も専門性が問われるがそれ以上に自分の仕事以外にも積極的に協力していく体制作りが必要。社員の一体感を作り各自が自覚を持たないと時間のアンバランスが生じてくる。一方は時間の余裕があり、他方は消化不良になってくる。これからの会社は個々の満足はもちろんのこと隙間のない働き方をどうしていくかが大事。労働力の確保のため通年を通して募集しているが全く応募が無い。同業他社も同様だ。汗を掻く仕事が評価されるような世界にならないと建設業の未来は無い。

 

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真価が問われる連休

2024年問題で揺れる建設業界、労働時間の短縮により工期延長や労働単価の上昇をどのように吸収していくかこれからの大きな課題。建設業界は言わずと知れたピラミッド構造。発注者に近いほど価格決定権を持つし労働環境も良い。しかしながら職人と言われている世界は日給月給での生活。いままで土曜日や祝祭日を働いて収入を得ていた職人さんはあっという間に大幅な減収となる。当社においても現実的に会社収入は日給月給だ。しかし、支払いは月給制。この仕組みを見て見ぬふりをする風潮が世間では多い。つまり現場が動いていないときは会社の収入は無いに等しい。この現場が無い時の時間をいかに有効に使うかが会社の発展につながる。周囲の会社でも現場が無いと会社に行ってもやることが無いので休むという悪循環が始まっている。これは指示待ちで仕事を長い間している悪習慣だ。業界の中で生き残っていくには稼働率を上げ、空いている時間は次の仕事に繋げるための知恵を絞る時間と考えてほしい。前期の平均有給休暇率は77%だ。この驚異的な数字は年間で約1か月分休んでいることと同じ。つまり収入は11か月で支払いは12か月分ということだ。こんなに恵まれた環境は他にはないと断言できる。これこそが真価を問われる時代、モーレツに働けとは言わないがせめて働く時間は世間に合わせないと戦えないし給与も上がらないことを理解しなければならない。人間は自分にとって都合の良いことは大声を出す、つまり忙しい時は不平不満を言い、こんなに働いているとPR。現場が無い時は何も文句は言わない。同じ稼働率で売り上げを達成するには施工ノウハウや部下の指導、チームワークが大事。もっと明るい会話のある会社風土作りが望まれる。云われて動く体制から云われる前に動く心を持たなければ成長は無い。

 

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他力本願と運

創業以来、新規事業や開発を行ってきた。自分の力だけでは何も動かないことは大前提であるが委ねる範囲や規模によっては主体性が取れないことも出てくる。特にネット関連のシステムの心臓部はブラックボックスが多く他力本願になってしまう例が多い。ソフト業界も建設業界と同様にピラミッド構造になっている。発注者から川下に行く流れの中で一部分の開発を担っている会社が数多くある。特に今問題になっているのは製品の値上げだ。ニュースでは何月から一斉に何千品目が上がるとか、原因は原材料不足とか業界とわず一律の理由が多い。常に思うことは特に大企業は自社製品についての価格決定権を持っていることだ。自社ブランドを持つということは価格決定権をもつことと等しい。協力会と言われる下請けは特殊な技術、ノウハウが無ければ従うしかないのが現状。当社においてもこの仕組みを打破するには卓越した施工力と安全体制の構築が欠かせない。この意識は事務所で会議をしていても良いアイデアは出てこないものだ。本来は現場終了後に反省点の有無や明日への改善点などのミーティングは必要不可欠となっているがこれは社員の意識の問題でもある。他の社員がやっているから自分は従っていればよいという考えでは進歩しない。この無意識の他力本願を変えていかないと将来は無い。そして良い方向へ舵を取るには運も必要だ。運とは自分は運が良いと思うこと。みな平等に運はある。思わばければだらだらと昨日の延長の人生で終わる。

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春の交通安全週間

13日(土)尾久警察署と尾久防犯協会で女優の村井美樹さんを1日警察署長としてお迎えした。都電車内でも乗車されたお年寄りにチラシを配るなど詐欺防止PR。その後、あらかわ遊園内にて特殊詐欺についてて講話。このイベントに参加するため会社から都電を渡り、遊園の近くに行くと異常なほどカメラを持った人々が荒川遊園の入り口で列をなしている。一日署長になる村井美樹さんはバスや、鉄道のテレビ番組に多数出演しており撮り鉄のファンが沢山来ていた。そして遊園から都電通りまでの商店街をパレードしている間、両脇の歩道からカメラのシャッター音がずっと鳴りやまない。パレードの先頭で横断幕を持って一緒に歩いたがこのファンの人たちの気迫は凄まじい限りだ。このパレードには母校である尾久西小学校の金管バンドも参加して大いに盛り上げた。久しぶりに明るい時間を過ごすことができた。この日の夕方から地元の割烹熱海にてお花見会。この桜は当時の警察署長が2000年記念植樹してから毎年のように行っている会。もう24年が経つ。4月も中旬に入り、地元の小中学校の入学式も一通り終わり、仕事モードに突入する。世の中は初任給の大幅アップや昇給のニュースで盛り上がっているが、一部の大企業の話題だ。中小零細企業においては売り上げの見通しも立たない中、裏付けのない昇給を政治家が主導している。価格決定権は下流に行くほど全くない。コロナ禍の影響が色濃く残る時代に生き残るにはさらなる情報発信が必要。情報発信とはまさに営業の第一歩、これは現場においては顧客との会話が始まりだ。社員は顧客との会話から施工のヒントや新たな仕事が生まれるので時間があればコミュニケーション力をつけていく努力が大事だ。

 

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日光山輪王寺強飯式

昨日、5年ぶりに行われた1250年以上続く、輪王寺強飯式に東京日光会として参列。頂戴人として荒川区在住の友人が参加しお供として30数人が朝7時過ぎから日暮里を出発。途中事故渋滞にはまり予定より少し遅れての到着。午前の一座は6名、大林組をはじめ輪王寺と大きな取引のある地元の企業の役員が殿として儀式に参加。強飯式が三仏殿で終わると外に出てがらまきという行事を行う。この柄巻きは受者が与えられた福を撒くという。見た目は節分の豆まきと同じ。管主との昼食が終わり、東京へと急ぐがまたしても東北道で事故渋滞に合う。上野精養軒にて直合も一時間遅れでスタート。和気あいあいな懇親会。仕事を離れての神事は心が癒される。山伏の一丸となった式の行動は素晴らしいの一言。会社にあってもチーム一丸というフレーズがあるが民間では難しい。会社のためという言葉は死語に等しい。仕事はいくらでもあるが自分の仕事中心に考え、現場が無ければ無いなりに時間を消費している。会社は営業第一だ。空いている時間があれば顧客回りが鉄則。毎回通っていると何回かに一回はちょうど良いところに来た。こんな仕事があるんだから出来る?という話が必ず出てくる。これが営業の本質。足を運ばずに仕事は来ない。今年度は営業第一、来る仕事を待つから攻めるという姿勢にしていく。給与は待っているだけでは降ってこない。攻めていく年にする。2024年問題の解決には効率化が第一の解決法となる。

 

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第77回卒業式

今朝の10時から母校の荒川区立第七中学校に来賓として参列。86名の卒業生が一人ひとり壇上に呼ばれ校長より卒業証書受け取る。思い出すと第20回の卒業生であった。57年前になる。当時は1クラス50名以上で5クラスあった。名前も顔も分からない位だ。卒業以来クラス会をやった記憶はない。小学校は地元の尾久西小学校であったがこれまた想い出は少ない。当時は皆、貧乏であり給食だけが楽しみであった。自分で云うのもおかしいが大人しい性格であった。中学時代は水泳部で荒川区3位の成績を残したが、たまたまその年の選手は不作でありタイムも平凡な数字でラッキーであった。卒業式典の終わりころに校歌合唱があり何十年ぶりか4番まで唄った。歌詞を見なくてもすらすらと唄えた自分に驚く。昨晩、ある祝賀会の記念講演で柔道家の野村忠宏さんの講演を聞く機会があった。オリンピック3連覇の話を中心に心が折れそうになった時の克服方法など話された。一本背負い投げで有名であるが連勝を重ねるごとに対戦相手は研究しており、決まらない時期もあったようだが技を増やすことにより相手が気を取られて背負い投げを気にするあまり他の技で勝ことが分かったとのこと。何事も研究と努力と気持ちの持ちようで偉業を達成した。事業の成功も絶対的な得意な領域を創るとともにライバル会社で出てきたときに太刀打ちできないような周辺の事業分野も作っておくべきだと感じた。

 

 

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事業再構築

年間を通して売り上げや稼働率の平準化は創業以来の課題である。これは当社だけではなくどの業界も共通だ。解決方法にひとつは多角化、例えば飲食であればおでん屋さんは夏になるとかき氷屋になったり飲食という枠の中で商品を変化させて年中商いをする。建設業はこのような取り扱いは難しい。ではどのように平準化していくかは事業の水平展開がある。これには社員の多能工化があるが会社の教育と本人のやる気が必要。創業時は電力関連の保守工事に始まり地域も千葉、東京、神奈川、埼玉、静岡と関東圏に範囲を広げてきた。そして職種も地中送電設備保守から装置の取り付け工事へと施工体制を変化させてきた。ターニングポイントは13年前の東日本大震災による原発事故。この時までは6万ボルト送電ケーブルの布設経験はまったく無く、いつかはケーブル工事に参入したいと夢に持っていた時期。それが緊急対応でそのような環境に飛び込んでいく協力業者は居ないに等しい。逆に頼まれれば何でもやるというスタンスをアピールしていた当社に指名が入る。当時はこの世の終わりに行く覚悟も必要と言われていた。社員の家族にも確認を取り、有志でチームを作り現場に乗り込み復旧工事の期待に応えた。この時に断った歴史ある協力業者は事後の仕事がなくなり数社が廃業した。やはり困ったときはお互い様だ。義理人情はどの時代も欠かすことは出来ない。以前にも書いたが、創業時に助けていただいたサラリーマン時代の仲間や取引先の恩は忘れない。自分が逆の立場になった時には可能な限り働く覚悟はある。昨年、送電ケーブル工事にはなくてはならないウインチ車を導入した。結果はすぐにも現れた。数年先の受注量も確保している。しかし、社員不足の関係で断らず得ない現場が発生しつつある。2024年問題より深刻だ。募集は通年で行っているが反応は無い。人材募集については永遠の課題となっている。

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会社選びと仕事選び

記憶をたどると五十余年前の大学卒業を迎える前まで就職について真剣に考えたことは無い。周囲の友人ががどこそこの会社に決まったという情報は入ってきているが当時内定という言葉は無かったように思う。名のある会社に決まると彼らはコネがあったとか根拠のない話で盛り上がっていた。大学は工学部電子科であったが麻雀と軽音楽にハマって勉強した記憶が全くない。今思えば麻雀など学生時代にやらなくても何時でもよかった。まあ、そこで繋がりのできた友達は今でも年に何回も飲み食いして旅行にも行っている仲間なので良いご縁ができたので結果良し。当時の会社選びはどの様にしていたか考えてみるとインターネットも無い世の中で情報も限られているので一番近い親の職業に左右されていた面もある。親を教員に持っていると教育関係、自営業者であれば親は反面教師でサラリーマンを勧めるか自分の好きにせよとか意外と会社選びには無頓着であった気がする。インターンシップ関連で中学生や高校生に対して職業についての講演する機会もありそこで話をする内容は、会社選びの前に三つの分野がある。一つは職人になる。二つ目は会社員になる。三つめは経営者になる。この3つの分野の大枠からひとつ選ぶ。3つから一つ選ぶことは容易いことだ。例えば職人を選ぶとこの分野はお医者さんに始まり、大工さん、弁護士、左官屋さんなど途轍もなく幅が広い。共通しているのは個人技だ。次に会社員、この分野は会社による規模感が大きく異なるし業界により個人所得も幅が出てくる。一般的には安定感が一番高い。最後の経営者はリスクが高く運も必要だ。色々なデータがあるが裏付けは曖昧であるが厳しい数字は起業から3年後の生存率は65%、10年間存続している会社は6.3%、30年経つと0.025%という数字もある。ここから会社の寿命説30年ということらしい。実際に経営していて思うことは運によるところが多い気がする。困ったときに必ず助け神が現れる。ただし、黙っているだけでは運は来ない。大声で困りごとを広げることだ。先ずは発信し共感者を増やすことに尽きる。次のステップの話は業界選びについて書いてみたい。

 

 

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恒例の花粉症

今年の花粉症はいつもより2週間程度早く症状が出ている。顔がほてり、くしゃみも突然出てくる。飲み薬は眠くなり合わないので目薬と点鼻薬で5月連休まで我慢の日が続く。花粉症は40年位前から発症している。こんな体調の中、新年会も一昨日でやっと終了が見えてきた。1月から2月末までの新年会累計29回を数える。例年と比べて圧倒的に新年会が増えた。すべての挨拶の始まりが能登半島地震からはじまり羽田航空機事故となることは避けて通れない。未だに続く現地の被災状況は深刻さを増しているが何もできない歯がゆさがある。東日本大震災の時は福島原発の緊急出動があり身をもって現地の災害状況や避難状況など目の当たりにしてきた。この時は地震・津波・原発事故と重なり日本の政治も端境期でパフォーマンスも多く余計に混乱していた記憶がある。安全に絶対はないと確信した時でもあった。自信と過信は時間とともに確立されてしまうので事故例の学習は特に必要だ。最近では人材不足の解消のためロボット化が進んでいるがこのオペレーションも慣れが出てくると事故が暴走する可能性がある。2024年問題が各業界で大変な課題となっている。業界再編や吸収合併、撤退など相次いでいる。働き方改革の名の基に法律が先行している。特に労働集約産業は現場に出てなんぼの世界、働き方改革によって現場が動かなくなることは目に見えている。どうする日本!

 

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