特定給付金詐欺メール

今朝、またしてもフィッシングメール。今回は再給付金を代行するというもの。ニュースで、ある政治家が5万円を国民全員に再度配布をという提案をしたというニュースが流れ、麻生副大臣が拒否した内容の放送があった。目ざとく詐欺集団は見ている。問い合わせのための代表メールをホームページでも公開しているので本当にこの手のフィッシングメールは多い。今回のメールは文章よりも内容が箇条書きになっており、ワンクリックで簡単に操作できるようになっている。ニュースを見ている高齢者はスマホ画面で見たら不不審に思わず騙されてしまう内容だ。今日の午前中はお客さまとZoom会議、相変わらず会話のタイミングが合わない。パソコン画面も招集者の設定かどうか分からないが毎回、すこしづつ異なる。Zoomも少し勉強しないといけない時代になった。会議は顔色やしぐさ、声の張り、目の動きなど五感でそれぞれ対応が変わるものだ。今年の大学新入生は登校も限られており授業は勿論、部活など全くなく人との接触をしていない。コロナ以前であればこの半年間で一生の友人に出会えたかも知れない。これらの学生が卒業、就職を迎える年にはどのような面接方法になるのか見当もつかない。国内の製造業、建設業など人が接触して商品を完成する業種はどうなるのであろう。また、昔で言うホワイトカラーではない業種の働き方についての情報はどこも発信していない。それだけ未知数なのだ。これはチャンスになる。

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職場の環境整備

先日、サーマルカメラを本社入り口と社員通用口にそれぞれ1台づつ設置、入退出時に体温測定と記録を行っている。今日明日で全フロアに加湿器を設置する。これは新型コロナウイル、インフルエンザの飛沫感染の防止に役立つ。理化学研究所がスーパーコンピュータ「富岳」によるウイルスの飛沫シミュレーションの結果によると湿度を30%、60%、90%とした時、湿度が30%のときは60%以上の場合と比べて落ちる飛沫の数が約2倍になった。感染対策のためには60%がひとつの目安になるという。このニュースを見て早速、加湿器を手配した。マスク不足の時は数千枚を発注し今では笑い話になるほどの金額を投資して社員に配布、インフルエンザにも備え、現在在庫を持っている。社員の安全、現場の安全が会社の生命線だ。出来ることはすぐに実行する。今週の火曜日に第1回のインフルエンザの注射を行った。これは荒川区が高齢者に対して無料で行っている制度。社員は今月より会社嘱託医にいつでも注射できるように手配済み。今年は新型コロナウイルスとインフルエンザの戦いに勝つあらゆる方法をとり、実行することが会社生き残りの鍵となる。

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サーマルカメラ設置

本日、予てより東京都に申請していた助成金により発注していた「サーマルカメラ」が納品され本社入り口に設置した。多種出ているサーマルカメラの中でも性能、機能が高く、特に優れた点として怪しい人物を設定すると二度目にはアラートが鳴る。都から50万円の助成金が採択されているので市販品よりかなり格安で設置出来た。特長として独自のAI機能によりマスクを着けたままで顔認証、測定誤差0.3℃、ウオークスルーで同時に12人測定可能だ。顔認証登録最大10,000人、測定履歴120,000件。たまたまこのメーカーの経営者は我が母校の東京電機大学の卒業生であった。後輩ながら素晴らしい目の付け所と製品化のグッドタイミングだ。この会社の製品は各方面で表彰を受けており先の見える技術者であり経営者だ。今日は17時から電大経営同友会役員のズーム会議の第1回テストを行う。既にズーム会議は2回行っているが何とも言えないもどかしさを感じる。顔を見るということの大事さが良くわかる。今後、入社試験などもズームで行われるであろうが直接面接しても入社後に後悔することも多い。これがネットで人物判断など出来るわけがない。コミュニケーションという言葉は死語になっていく。

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262の法則

ビジネス書などで引用されている経験則で262の法則がある。2割の人間が優秀な働きをし、6割の人間が普通の働き、2割が粗悪な人間といわれている。古くはパレートの法則で2割の優秀な社員が全体の8割の利益を生んでいるというもの。この経験則は本当にその通りだ。実際は上に居た2割が6割の方へ落ちることもあり逆に6割から2割へ上がる者もいる。しかし、粗悪と言われている2割はバランスを取るだけの存在。世の中の経営者にはこのバランスが必要と言っている社長もいるが、中小企業はそうは云っていられない。何とか全体を向上させなければ競争に勝てない。粗悪の2割は本人の自覚以上に今まで育ってきた環境や親の教育、学校の教育の中で修正されなかった不幸な時間を過ごしてきてしまった。つまり人との巡りあわせの機会を自ら無くす行動をしている。本来ならば周囲の先輩、友人がその場で注意するべきなのに皆が知らんぷりしている。責任は社会全体にある。毎年、新卒の定期採用をしているが僅か30分程度の面接では学生側は事前に受け答えの練習をしてきてるので性格などの良しあしは判断できない。まして個人情報保護法によりプライベートなことなど全くと言ってよいほど質問は出来ない。最近ではおみくじを引くようなものだと割り切っている。入社後に挨拶の仕方など小学校で習う内容を社会人に教育しなければならない現状に中小企業は戸惑っている。今、働き方改革でテレワークに始まり労働基準法では説明できない労働になっている。社員と個人の仕事、家と会社などの通勤など今まで当然と思われてきた働き方、特に一時間当たりいくらの生産したかなどを基準にしてきた働くという定義は無い、ただ法律が追いついていない現状に中小企業ほど組織崩壊へ向かって行くと思われる。

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コロナ危機と日本経済

今朝、日暮里ホテルラングウッドで開催された「東京まち創り研究会」の勉強会で一ツ橋大学経済研究所森川教授の講演会に出席。朝7時30分から朝食、8時より一時間ほどの勉強会。「コロナ危機の影響と見通し」に始まり、「新型コロナへの国民の見方」「サービス産業への影響と対応」、「雇用への影響と在宅勤務」など表、グラフを使い分かり易く説明していただいた。実質GDPはリーマンショックの時はマイナス44兆円、新型コロナの今はマイナス54兆円、ワクチンが広く利用可能になる時期を2021年後半と仮定して見通しを検討している。新型コロナの終息時期のアンケートは21%の個人が2023年以降と予想している。布マスクを使用した割合は年代にもよるが平均するとなんと6.1%の使用率。在宅勤務の話では全就労者の64%は在宅勤務が出来ない。そして年収、学歴によって在宅勤務の割合が比例していること。在宅勤務の生産性は職場より15%程度落ちているとの結果、生産性の低下要因は自宅のパソコン、通信環境、法令や社内ルールによって出来ない。職場のようにフェイス・トゥ・フェイスでの素早い情報交換が出来ないなど今後の在宅勤務が乗り越えないといけない障壁が多々あることが分かった。今までの働き方が通用しなくなる。今後どのように制度や法律が対応していくのか興味深かった。

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危機感の共有

忙しい時は仕事を断る。暇なときは時間を上手く潰す。今まではそれでも会社は回ってきた。しかし、コロナ禍にあって世の中はすべての考え方、進め方が未踏の地へと歩んでいる。手探り状態で日常はあっという間に終わっていく。しかし、数字は見事にこの怠い雰囲気を見事に証明している。明らかに昨年とは業務量は落ちている。昨年と同じ仕事をしていても空き時間が増加している。これらの毎日の隙間をどのように埋めていくかが仕事のひとつになってきている。この隙間を感じることこそが危機感の持ち方の違いだ。創業以来給与は月給制にしている。仕事の有無に関係なく安心して生活、家族を守れる会社にしたいと経営者リスクを積極的に挑戦してきた。しかし、これらの働き方は今後は通用しないことが見通せてきた。売り上げに応じた支出、この当たり前の事を実施しなければ生き残れない。創業時に立ち上げた事業は10年間程度は100%で継続してきたが現在は、全体の売上の2割強となっている現実。一本足打法の限界を感じて多角化してきているが請負事業の果敢無さ、発注先の都合で売り上げが左右されるのが現実だ。自分の力で外部環境に依存しなくても生きていける企業創りが目標。これが実現すれば社員にとって良い会社になる。そのためには危機感の共有が一番大事なことだ。

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社員教育

社会人になってからよく聞く言葉に社員教育がある。この言葉の意味するところは会社に入ったら稼ぐということ。そのための教育。小学生から大学まで〇〇教育の前に付く言葉は耳にしない。例えば生徒教育、学生教育、先生教育などは聞かない。これは授業料などお金を払って勉強する時には使わない使えない言葉と理解している。就職してお金を貰うような立場になると教育し一刻も早く会社、社会に貢献しなければならないために社会常識に始まり名刺の出し方、挨拶、宴会の席順など会社の風土に合った教育が必要になる。その前提として親が子供にする家庭での教育がなされていることが最低条件である。しかし、最近の若者はこれら家庭の教育があったか疑問だ。挨拶は出来ない、返事はしない。言われなければ何もしない。言われたことしかしない等、家でこんな生活をしていたら親にぶん殴られたものだ。一刻も早く自分の力で生活したいと常に思っていた。我らの時代は当たり前のことだ。どこの会社も即戦力を欲している。だから教育するのだが先輩社員もなっていない。気が付いたらその場で叱ったり指示しなければならないことがあっても知らんぷりしている。会社全体の雰囲気もどんどん悪くなる。陰で文句を言っても何も解決しない。気が付いたら行動、率先垂範が会社の命の根源。本当の社員教育は社員同士で行うことが成長になる。一昨日、蓼科の保養所に行ってきた。緑に囲まれた中でのゆったりとした時間を過ごした。睡眠も信じられない位、熟睡した。このリラックスできる場所と時間が取れる環境は大事だ。自分への心の再教育とご褒美と感じる。

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非接触型勤務

コロナ禍の中、働き方が激変している。表現する言葉も多様だ。古くはフレックスタイム、テレワーク、在宅勤務(自宅待機)、新常態、接触型非接触型など新語が多く出てきている。日本の給与の基本計算は工場労働。働いた時間と生産量により決定される。これが人件費となり材料費、販売費などが上乗せされて商品価格になる。最低賃金制度もこれに縛られている。しかし、新型コロナの感染が始まる以前から現在の働き方は時間、場所の制約はなくなっている。以前より仕事の成果が働いた時間に比例しない職種も多種あり工場労働型の計算は無理がある。ここにきてコロナ禍だ。会社が始業終業時刻を決めて画一的に管理する制度は過去の物として考える時代だが法律は以前から変わらない。経営者にとって各種の縛りがある労働者保護制度を変えていかないとテレワークの普及はおぼつかない。通勤や事務所で働くなどは過去の言葉に成っていくかも知れない。建設業にあっても個人が付加価値をどれだけ生み出せるかが勝負だ。重要なことは何時間働いたかではなく、何をやったか、どのような成果を出したかが重要。社員でも忙しい忙しいという者がいる。これは段取りで解決するのだが忙しいという事で自分を守っている、そしてこんなに仕事をやっていると自己満足しているだけだ。私も含めて能力が無い者は人の何倍か時間を使い追いつくことが唯一の解決方法。人並みの時間働いて上に行くことなどあり得ないことだ。

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令和2年夏休み

8月24日(月)から1泊2日で夏休みを取った。東京駅8時頃の新幹線に乗り、奈良大和路の総本山長谷寺に向かう。長谷寺は今年の6月までの任期で事務総長をしていた日暮里養福寺の住職のご案内で十一面観音菩薩様の御前で安全祈願を享ける。その後、観音様の御足に直接触れてお参り。昼食を頂き、京都リーガロイヤルホテルに移動、軽くシャワーを浴びて祇園の料亭で懇親会。翌日は御室御所仁和寺へ。平成の大修理を終えた観音堂をゴーグルを付けてバーチャルリアリティ(VR)鑑賞。このVRは7月から試験中のもので一般公開は予約のみの受付。何しろ2台で運用しており一人が使用するとこの時代、消毒から除菌まで時間を掛けて行っているので40分間隔とのこと。VRをじっくり見た経験が無かったので本当に感激した。観音様が目の前に現れ3Dの中で別世界にのめり込む不思議な体験をした。霊宝館では特別に学芸員が同行して館内を隈なく説明していただいた。仁和寺を後にして旧嵯峨御所大覚寺に移動し参拝、大覚寺は数年前に尾久の宝蔵院住職が根室時の館長をしていた時にご一緒に参拝している。こんな時期のため来館者はどちらも少なくゆっくりと参拝することが出来た。一刻も早く新型コロナの終息と会社の発展、社員の安全をご祈願する旅であった。

 

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介護離職

人生誰でも親との別れはある。高齢化社会、核家族化により日常生活の中にあって親との会話、交流は以前と比較するとかなり少なくなっている。既に他界している両親はともに7人兄妹であった。よって親戚も多く、お墓参りなど大型バスで行ったものだ。自分も七人兄妹の五男であり、会社経営をしていたオヤジは住み込み従業員第一主義で食事、入浴は先ず従業員からであり残ったおかずを兄妹が食べるという、昔であれば皆やっていたこと。自営業であり七人兄妹ということで兎に角仕事が忙しく親との会話は記憶にない。亡くなる数年前から土日になると電話があり飲みに行こうとのお誘いが増えた。そんな時でも仕事の話はせずに何となく居るだけで嬉しそうだ。今思うと一緒にいる共有できる時間が持てるということがお互いが幸せであったと思う。「親孝行したいときに親は無し」ということわざがある。これは亡くなってから思う事。最近、介護離職という事態が増えているようだ。当社でも最近あったことだ。個人それぞれの考えがあるが介護状態になってあたふたして急に傍にいることが親孝行という錯覚に囚われる。誰しも経験があり、それを冷静にとらえて乗り越え、送ることがお互いの幸せだ。当事者の気持ちは十分過ぎるほど理解できるが、そのために仕事を辞めるという判断は如何なものか。これからの長い人生を子供が幸せに過ごしていくことが親の気持ちだと思う。マスコミでもよく取り上げられるが介護離職した後の就職は厳しく立ち直ることは困難だ。その現実に遭遇した時では取り返しがつかない。今生きている元気な時に顔を出すことが一番の親孝行だ。

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