冬季賞与

先週の月曜日、恒例の賞与を支給。外部に接する窓を開けてコミュニティセンターに社員全員集合し今期の11月までの収入を発表。今回は各事業部の5部門の対前年比グラフ表示など一目で会社全体の売り上げ構成が分かるようにした。創業時、100%であった事業は現在は全体の30%を切ることになっている。もし、単一事業を継続していたら数人の社員で賃貸ビルにて営業している。もしかしたら同業者のごとく廃業になっていたであろう。各事業の構成割合、依存度は大事な指標でもある。昨日は仕事納めの日、社員には1月中に各個人の目標を毎年書いて提出をしてもらっている。今年の課題は「多能工」と「マルチタスク」を実践するためには自分はどのようにすればよいかを書いてもらう。社員にとっては聞きなれない言葉である。従来のように言われたことだけを熟していくだけでは今後の成長は個人、会社も有り得ない。限られた人材で他社より優位に立つには同時に何でもできるようにならなければ消滅してしまう。この危機感は毎年大きくなっている。仕事納めの日は恒例にしている家族へのお土産を配布している。ふくやの明太子、プリマハム1.5kgのロースハム、日光たまり漬け。今年は餅つき大会を中止にしたため突き立て餅を取り寄せた。正月を迎え、新たな気持ちで仕事始めでの顔合わせを楽しみにしている。

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退職理由

最近の途中入社する社員の退職理由がまったく分からない。事の発端は面接にあると思う。入社試験は基本、面接だ。しかし、僅か30分程度の間で世間の個人情報保護法の勝手な解釈により何も質問が出来ない世の中。中途採用は即戦力として希望しているがパソコンのスキルはと聞くとワード・エクセルは普通に出来ると答える。ではどれくらいのスキルかは実際に操作させないと分からない。ここは賭けである。仕事はパソコンの操作が中心となっている。今更、仕事をしながら教える時間は無いが採用してしまうとこちらが負け。えー!と驚くような知識不足が露呈する瞬間だ。インターンシップで中学生の受け入れをしているが教えたことはすぐにできる。なぜ、今更ながらパソコンに接する時間が持てなかったか疑問である。今後も中途採用で補充していかないと立ちいかなることは目に見えている。今週の水曜日に東京都産業労働局主催の大学と民間企業のマッチング会に参加したが大学側は何となく東京都の声がけで参加しているような雰囲気が目に見えている。コロナ禍にあって退職者も増加しているニュースが多いが募集しても応募者は皆無。ミスマッチがしばらくは続く。これが長引けば日本経済は間違いなくマイナス方向に向かう。

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ネットミル展示会

今日から金曜日まで東京ビックサイト西館2においてENEX2021に出展。電気新聞にも大きく取り上げられた。しかし、コロナ禍の中、来場者は少ない。展示会申し込み時はこんなにも自粛が続くとは思っていなかったので宣伝のひとつとして申し込みを行った。7日㈪は荒川区新製品・新技術の2次審査でオンライン審査。今回は㈱ネットミルから熱中症対策商品「ネッシー」志幸技研からはトイレアメニティ商品「テトレット」の2点を申し込んだ。お陰様で両商品とも1次審査を通過して今回の運びとなった。荒川区役所と当社の通信状態が良くなくて審査員の質問が途切れるなど多少の説明に時間がかかった。発表は来年の1月中旬だそうだ。期待したいところだ。最近、寒暖の差が激しい。体がきつい時もある。特に昨夜は睡眠導入剤を飲み忘れて一睡もできなかった。年齢を感じる今日この頃だ。

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面接試験

新卒を含め、年に何回か会社訪問の対応や面接試験をしている。個人情報保護法によりほとんどが会社にとっては何も質問が出来ない構造となっている。最近の履歴書には男女の欄が無いという。受験者はこちらの情報はホームページ等で研究しており面接マニュアルもよく読んでいて質問事項は淀みなく答える。このハンデ戦の中、応募者は入社したい、会社側は即戦力としてすぐにでも人材が欲しい。このせめぎ合いが続く。まあ良いかという位で判断するしかないのが現状だ。ここ数年、全く当たらない。面接時ははきはき、明るかった子が入社後、別人になる。会社に勤めることは腰掛では済まない。しかし、全く真剣に努めようという気概は微塵もない。建設業は請負業で請けたら負けという格言がある。面接も入れたら負けだ。ではどのように負けを少なくするかを考える。知り合いの経営者が行っている性格検査を教えてもらった。面接時に応募者は30分間に相当数の音声質問に回答する。この回答により適正や性格が分かるらしい。この方法もひとつと思い次回の面接から採用することにした。このコロナ禍で失職している人数も相当数と聞くが募集していても応募は無い。この人材のアンバランスは将来の日本の労働市場をさらに歪にしていく。

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新型コロナウイルス第3波対策

収束の見えないコロナ禍の中、幸いにも会社関係者の感染は見られない。しかし、最近では家庭内感染が広がり感染ルートも不明な点が怖い。そこで社内の対策だけではなく社員、家族そして当社業務に関係する人々に対して除菌効果が証明されている除菌ハンディスプレーを配布した。これ1本で60から100回の使用と使い終わっても除菌液を補充できる優れもの。コロナ不況と言われ始め希望退職者の募集は相次いでいる。この募集に対して予定以上の応募が多いそうだ。サービス業の大きな柱の飲食、宿泊、観光、旅行会社など政府の持続化給付金や補助金など一時的に食いつないできたが12月には雇用調整助成金が切れる。これからが本当の不況に突入する。しかし、退職者の受け皿として中途入社の道を開いている企業も多い。当社もハローワークと通して年間で募集しているがまったく反応が無いに等しい。このミスマッチの原因は何であろうか。来年の新卒の応募も今のところ皆無。大企業はほぼ募集を止めているので行先が決まっていない学生も多いはずだ。そこで東京都産業労働局主催の中小企業しごと魅力発信プロジェクトである「企業×学校関係者 就職情報交流会」に来月参加する。以前もこの企画に参加した経験があるが学校側の待ちの姿勢にがっかりした思いがある。今回は良い情報とご縁が得られることに期待したい。

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機会ロス

仕事は営業から始まる。折角受注した仕事が人員の関係で出来ないので断るという現象がままある。商品販売業であれば在庫・発注管理のミスや顧客ニーズがつかめていないなどマーケティング不足がある。飲食店では来店した顧客が満席で帰ってしまうことがある。労働集約産業である建設業は作業員のストックは不可能であり空いている人員をいかにはめ込むかが必要だ。しかし、専門性が高くなるとどうしても人が固定されがちになる。解決方法はひとつしかない。それは多能工の養成、そしてマルチタスク能力を高めること。一時の負担は社員にのしかかるがやってしまえば普通になる。社員の誰が言っても仕事が出来るようにならなければならない。自分でいかにハードルを上げていくかが成長になる。大企業の社員はこのハードルを飛び越えなくても生活が出来るが中小企業は毎日、高さの異なるハードルを乗り越えなくてはならない。超えた先にさらにモチベーションを高める仕組み作りが経営者の仕事。モチベーションイコールお金という話もあるがそれは利益を出さなければ結果論として存在しない。会社が利益を出し存続し拡大している中で社員の所得も上がっていく。その上がり方が高ければ配分も多くなる。それは時間だ。いかに早く仕事を完成させ次の仕事に取り組むことにより時間の隙間が無くなる。そして当然、機会ロスも無くなる。

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工程表の重要さ

創業以来、電力工事を中心に官公庁などの建設現場に携わってきた。受注後、発注者による全体工程表に基づいて施工することが基本であるが詳細の工程は請負者が機器メーカーの納品予定をを中心にして作成している。特に電力工事の点検などの社員配置は社内工程表を作成する担当者に委ねている。ここで問題になることは社員を遊ばせないことが一番だ。遊ばせるという事は何かというと社内業務の内容だ。現在の業務上の書類作成は勿論やらねばならないが他のチームの現場はひっ迫していることが分かっているのに見ないふりをすること。また、今自分が動かなくても何とかなるだろうという安易な気持ちが目立つ。また、チームごとに行う仕事が決まっているのに内容についてはやるべき仕事の役割が固定化されてその者が行かないと進まないという弊害が起きている。これからはマルチタスクでやらねばならない。多能工の養成という言葉は十年以上前から叫ばれているが自分の立場の保守という考えが未だにあるようだ。例えば3人でチームを組んで行う仕事があった場合にひとりが入れ替わってもまた、極端にふたりが入れ替わっても出来るようにしなければ仕事は回らない。今行っている業務は社員誰でも同じ品質で提供できる教育が必要。請負業は社内に居ては一円も稼げない現状をもっと理解させなければならない。これからは少数精鋭で受注を増やす体制作りが急務である。

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21年ぶりの再会

昨日、東京商工会議所荒川支部の正副支部長会議に荒川区役所の産業経済部の管理職による令和2年度の産業政策についての説明があった。そこで再開した課長は21年前に区役所の新人研修において私が講師として1時間程度の講和を行った。その中のひとりが課長職になっていた。30代で管理職になったという優秀な職員。先方はよく覚えていて声掛けをしていただいた。当時は創業して7年経ち、会社の方向性が見えてきたところだ。今思うと経営者としては新米なのに良くも講師など引き受けたものだ。確か役所の職員は当時名刺を積極的に持っておらず身分証明書を見せて名刺交換替わりにしている職員が多かった。名刺の大事さなどを話したことを思い出した。そして管理職になる確率なども話した。創業後、何年か経ち荒川区の産業経済部が主催する勉強会に参加しているうちに職員や区内企業の経営者とも数多く知り合うことが出来た。やはり待っているだけでは情報は来ない。ここ数年は社員の増加が売り上げ増に繋がっていたが業務内容の変遷をみると必ずしもそうではないことが分かる。これからは少数精鋭と現在行っている業務の作業見直しや段取りの再確認、機械化などに加え、社員の仕事への取り組みについて創業時の気持ちの戻り、埋もれている能力を引き出す方法を考えていきたい。

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令和二年度荒川区功労者表彰

昨日、荒川区防災課長・係長の2名が来社し消防・防犯功労者の表彰状と記念品を頂いた。例年はサンパール荒川において受賞者が参集し西川区長より手渡しされるがこのコロナ禍にあってはこのような行事は一切中止のため、わざわざの来社であった。消防・防犯功労者の推薦は尾久消防署災害予防協会の会長として毎年荒川区に候補者を推薦をする立場であったので自分自身が功労者表彰を頂くことは無いと思っていた。記念品は東京都伝統工芸士の方が製作したスプーン・フォークセットや荒川区無形文化財に認定されたビアカップなど貴重な記念品であった。下期に入りもう1か月過ぎるがコロナ禍の影響もなく無事に仕事は進んでいる。午前中には来年新卒の高校生が会社訪問に来た。都立荒川工業高校で毎年、授業を何コマかいただき社会に出る前の心得であるとか就職の手順、会社選びなど自分がどのように会社選択をしたら良いかという話をしている。今日の会社訪問の生徒にも同様な話をした。残念なことがひとつ、今年の春に入社した社員が自己都合で退社した。去る者追わず来るもの拒まずだ。折角できたご縁をもっと大事に考えて貰いたい。

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コロナ倒産

10月21日付けの日経新聞電子版に帝国データバンクの解説記事に新型コロナウイルス関連の倒産には予兆があるのか、連鎖倒産に巻き込まれないためにどうするかの解説があった。コロナ倒産には共通点があり、倒産した事業者のほぼすべてが、コロナ発生前から売り上げ減少、債務超過、取引先への支払い遅延、銀行への返済猶予といった経営問題を抱えており、コロナが最後の引き金になったという。取引先の連鎖倒産も確認されていないのも大きな特徴という。幸いにも周囲に倒産したという会社が無い。起業してから28年経過しているが倒産という二文字が浮かんだことは無いが毎日のようにキャッシュフローには目を配り、いつショートするか、解決方法はという悩み不安は常にある。これは中小企業の創業経営者は避けて通れない道。しかし、歴史ある会社の経営者の話を聞いていると羨ましい位にお金に困ったという話が出てこない。三代、四代目の経営者は資産も十分にあり減らさないようにすることが経営のようだ。ここ十数年で本社、別館、機材センター、足立支店と土地建物に投資してきた。これらの投資がこれからの会社の基礎になる。そのためには縮小する経済にあって独自のブランドの確立が必要だ。第一弾として来年度は作業ユニホームを一新する予定。30周年に向けてアイデンティティの確立が必要だ。

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